的中率が高い占術として人気の『四柱推命』では、生まれた生年月日に割り当てられた「十二支」と、「十干（じっかん）」を要素として組み合わせ、生まれ持った性質と運勢を読み解いていきます。
今回は、十干の1つである【丙（ひのえ）】に注目。
【丙】の意味や、【丙】生まれの人の性格、恋愛傾向や結婚運、仕事運、金運を詳しく解説します。
さらに、ほかの十二支や十干との相性や上手な付き合い方も紹介します。
目次
四柱推命【丙(ひのえ)】とは？
四柱推命では、生まれた年・月・日・時間の4つの柱に「干支」の要素を当てはめ、その人の生まれ持った本質や先天運・後天運を読み解きます。
「干支」には十二支と「十干」があり、十干には「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の10種類があります。
「丙」は十干の3番目で、五行説では「火」、陰陽は「陽」に割り当てられており、このことから日本では「火の兄＝ひのえ」と言われるようになったと言われています。
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丙(ひのえ)の意味とは？
「丙」は五行説で十干最強とされている「火」の性質をもっており、「太陽」「明るい」「活発」「決断力」「華やか」「大きい」「主体」「日向」といった意味があります。
太陽のようにこの世にある万物すべてに分け隔てなく、持ち前の光や情熱を与えていく役割を持っています。
また、十干の第三番目の象形であることから、「根が地上に出て、葉が張りでて広がった状態」を表しており、生命の勢いを表す十干とも言われています。
「丙」の人の性格とは？
「丙」の人は太陽のように眩しく、周囲の人を魅了するタレント性をもつ方です。
明るい性格でセンスも優れ華やかで、多くの人から羨望の眼差しを受けるでしょう。
不可能を可能にするほどの行動力もあります。
さらに優れた筋脳をもち、あらゆることをこなす多才さを持ちますが、それをひけらかすことはしません。
温厚で周囲との調和を重視し、誰に対しても分け隔てなく接します。
サービス精神が旺盛で、誰かのために行動することが大好きです。
ただ他人に遠慮しすぎて自分の意見が上手く言えず、後悔することもしばしばあります。
また寂しがり屋な一面があり、人に尽くすのは自分のことを見て欲しいという気持ちの裏返しでもあります。
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「丙」の人はどんな恋愛をする？
太陽のように明るく人気者の「丙」の人は、恋愛でもモテモテ。
誘われることが多いですが、実はうちに情熱を秘めているロマンチストなため、自分から気になる人に積極的にアプローチすることもあります。
恋愛にポジティブで自分からもどんどん動くため、両想いになるケースは多いでしょう。
想いが一気に火がつくこともあり、一目惚れから始まる恋愛も少なくありません。
いざお付き合いが始まると徐々に気持ちが冷め、落ち着いていきます。
たまに気分にムラのある「丙」の人についていけるような、心を許せる友人のような人と相性がよいでしょう。
お互いを励まし合ったり、才能を伸ばし合うような、前向きで建設的な恋愛が向いています。
「丙」の人はどんな結婚をする？
「丙」の人は最初こそ情熱的ですが、時間が経つにつれ徐々に熱が落ち着きを見せてくるとともに、普段は隠している気分のムラやわがままな部分が見えてくるようになります。
そのため、まだ新鮮さの残る結婚当初はうまくいっていても、徐々に関係がギクシャクしてくることもあるでしょう。
また、温厚な気質ですが意外に家庭的な要素に欠けているところがあるため、パートナーに苦労をさせることがあるかもしれません。
相手の我慢が限界に達すると離れていってしまう恐れがあるので、パートナーとはよく交流を持ち、お互い不満を溜め込まないように努めましょう。
愚痴を言い合えるような気安い相手だと、良好な関係を維持しやすいでしょう。
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「丙」の人の仕事は？
「丙」の人は時流を正確に素早く読み取ることが得意なうえ、その情報を活かしてどう動くべきかわかる、天才肌の人です。
目まぐるしい変化に身を置くことも平気で、反対に水を得た魚のように生き生きと活躍するでしょう。
探求心も強く、貪欲に新しい知識を得ようとします。
もともと多才でなんでも普通以上にこなせるため、ある程度上達すれば満足し、次へ次へと進みます。
ただ浅く広くの状態になりがちで、1つのことを極めるまではいきません。
興味の向くままに動くため好きな仕事でないと長続きしないのですが、器用さと人脈で世の中をなんとか渡っていくイメージです。
流行に敏感で行動も早いので、営業職やバイヤー、トレーダーなどの動きのある仕事が適しています。
また持ち前の華やかさで存在感があるため、事務職などの目立たないポジションよりも、企画職などの花形ポジションに立つことで、「丙」の人の魅力と才能を発揮できるでしょう。
「丙」の人の金運は？
「丙」の人にとってお金とは人生を幸福にするためのツールであり、「使ってこそ生きるもの」だと考えています。
性分的にコツコツと節約をすることが合わず、使い時だと思った時にドンと使います。
しかし先行投資という考えで、適したところに使えば倍以上に返ってくるということを知っており、そのベストタイミングを本能的に嗅ぎ分けることができます。
もともと行動的で自分の直感に自信があることもあり、ハイリスクハイリターンの投資を好みます。
人付き合いが多いため交際費は高くつきますが、その分有益な人脈を得ます。
「丙」の人にとっては最良の使い方をしていますが、全体的に出費が多く、お金はなかなか貯まらないでしょう。
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十二支の組み合わせ「丙子（ひのえね）」の性格・特徴は？
「丙子」の人は、用心深さがありつつもジッとしていられないタイプ。
思い立ったら即行動できるのが長所ですが、物事を途中でやめてしまうところがあります。
何事も最後までやり遂げれば、ますます信頼を得られ評価が高まるでしょう。
また人が良く、いるだけで周りを明るく照らすようなムードメーカーです。
盛り上げ役になることが多いためお調子者に見られがちですが、実際はしっかり周りを見ていて細かく配慮しています。
行動力があり、周囲をあっと驚かせるような動きを見せることもあります。
そんな抜群の行動力に引きつけられ、気が付けば多くの人が集まってきています。
リーダーとして活躍できるでしょう。
十二支の組み合わせ「丙寅（ひのえとら）」の性格・特徴は？
「丙寅」の人は人懐っこい性格で、周囲の人から可愛がられるアイドルタイプです。
誰とでも仲良くできる一方プライドが高く負けず嫌いで、目標を達成させるためには努力を厭いません。
また責任感が強く、リーダーに向いています。
周囲の意見を取り入れる寛容さがあればさらによい統括ができるでしょう。
本人には出世欲はそれほどありませんが、上司からその才を見いだされ、若いうちからスピード出世する人も多いでしょう。
十二支の組み合わせ「丙辰（ひのえたつ）」の性格・特徴は？
「丙辰」の人は高いセンスと敏感なアンテナを持っており、常に流行の最先端を歩く人です。
カリスマ性があり一目置かれる存在で、周囲の人に大きな影響をもたらします。
愛情深く、人から頼りにされることが好きなため、頼まれたら断れません。
自分を理解してくれることが嬉しく、そんな人の期待にはさらに応えたくなってしまいます。
ただ、純粋で相手を疑わない天性のお人よしのため、甘い言葉や怪しい誘いには注意しましょう。
十二支の組み合わせ「丙午（ひのえうま）」の性格・特徴は？
「丙午」の人は雄々しい馬のように情熱的な性格。
裏表がなくサバサバとした性格で、終わったことはすぐに忘れるのでストレスを溜め込まず、常にパワフルです。
負けず嫌いで自信家ですが、それを裏付ける高い能力とストイックさを併せ持っています。
ただ完璧主義者なあまり他人にも厳しくなりがち。
しかしそのレベルの高さから常に一目置かれており尊敬されることが多いでしょう。
仲間想いのため多くの人から慕われます。
十二支の組み合わせ「丙申（ひのえさる）」の性格・特徴は？
「丙申」は、その柔軟性とバイタリティで周りを驚かせるタイプです。
枠にとらわれない発想力を持ち、これまでにない新しい視点をもつことができます。
次々に興味が移るため飽きっぽいところもありますが、一度執着したら手放さない一面もあります。
器用で要領がよく、どんな問題が起きても何とかします。
いつもニコニコと笑顔で楽しそうにしており、そんな「丙申」の人の明るさにつられて周りの人も思わず笑顔になります。
十二支の組み合わせ「丙戌（ひのえいぬ）」の性格・特徴は？
「丙戌」の人は裏表のない素直な性格で誰からも愛されます。
努力家で、一度決めたことを最後までやり遂げます。
忠犬のように義理堅く、一度心を開いた相手には、どこまでも寄り添い味方になってあげます。
ただ、よかれと思って相手に尽くしすぎるとお節介になってしまうことも。
大切な人だからこそ気になると思いますが、たまには相手を見守ってあげることも必要です。
空いた時間は自分を大切にする時間に使いましょう。
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「丙」と「甲」の相性は？
「火の陽」の性質を持つ「丙」と、「木の陽」の性質を持つ「甲」は、お互いのポジティブさと明るさを活かして一緒に成長できる間柄です。
どんな困難な壁も、2人一緒なら持ち前の向上心と笑顔で乗り越えられるでしょう。
ただどちらもプライドが高いため、気負わずにもっと素直になれば、よりよい関係を築けるでしょう。
「丙」と「乙」の相性は？
「丙」と「乙」は、「火」と「木」、「陽」と「陰」という、一見「丙」が「乙」を抑え込む性質に見えますが、実際は「乙」の包容力が「丙」の持ち味をうまく引き出し、互いの長所を高め合える関係です。
常に動いているパワフルな「丙」も、穏やかな「乙」と一緒にいることで癒され、心地よい時間を過ごすことができます。
「丙」と「丙」の相性は？
エネルギッシュな「丙」同士は、自身の性質を理解し、ほどよい距離感で付き合うことが上手くいくコツです。
どちらも情熱的なため盛り上がっている時は非常に楽しいのですが、負けず嫌いで頑固なため、一度衝突するとどちらも折れることができません。
お互いの譲れないものを尊重し、理解したり歩み寄ったりしましょう。
「丙」と「丁」の相性は？
「火の陽」の性質を持つ「丙」と「火の陰」の性質を持つ「丁」は、同じ属性を持つ兄弟のような間柄です。
ベクトルに少し違いはありますが、どちらも心の内に情熱の炎を宿しています。
表現やアプローチの仕方も異なる2人ですが、互いに協力すれば長所を引き出し合い、さらに才能を豊かに発揮することができる関係です。
「丙」と「戊」の相性は？
「パワフルな火」の性質を持つ「丙」にとって、「雄大な大地」の性質を持つ「戊」は、自身の能力や行動力を受け止め、引き立ててくれる存在。
進む方向が一致すれば、とても心強い存在となってくれるでしょう。
ただ、どちらもエネルギーに溢れているため、少しのすれ違いが大きな不満に繋がっていくので注意しましょう。
「丙」と「己」の相性は？
「丙」と「己」は陰陽の違いがあるためベクトルや気持ちの大きさに差があるものの、2人にとって心地よいバランスを見つけられれば、お互いの良さを引き立て合う最強のパートナーとなるでしょう。
「丙」は「己」のマイペースさを受け入れ、「己」が迷った時は支え導いてあげると、結果的に大きな成果を得られるでしょう。
「丙」と「庚」の相性は？
「火」の「丙」と「金属」の「庚」は、とても刺激的な相性をもつ関係。
パワフルで行動的な「丙」と、鋭いナイフのように頭の切れる「庚」がタッグを組めば、世に新しいものを生み出すような、前衛的な仕事ができるでしょう。
どちらも新しいものや刺激が好きですから、一緒にいると常にワクワクした気持ちでいられます。
「丙」と「辛」の相性は？
「丙」と「辛」は十干の中でも抜群の相性を持つ最強のパートナーです。
内面の美しさと強さ、そして繊細さを併せ持つ「辛」の魅力は、いつも人に囲まれている人気者の「丙」が憧れるもの。
そして「辛」も、自分にないものを持っている「丙」を尊敬しています。
互いの良さが自身の魅力に気づくきっかけとなるでしょう。
「丙」と「壬」の相性は？
「丙」と「壬」は、「火」と「水」という相反する性質を持つ者同士ですが、お互い度量が広く、トップに立つ器を持っているため、衝突することなく対等なパートナーシップを築けます。
一番いいバランスを保つにはそれぞれが自立していることが大切です。
お互いの姿が良い刺激となり、切磋琢磨できる関係となるでしょう。
「丙」と「癸」の相性は？
「丙」と「癸」は、水と油ほどではありませんが、相反する性質を持つため付き合い方に注意が必要な間柄です。
ペースが違うため、一緒にいすぎるとどちらも疲れてしまうので無理は禁物。
お互いが心地いいと思える距離感を見つけましょう。
行動派の「丙」は「癸」の計画性を参考にするとさらに能力を伸ばせるでしょう。
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