占い好きの方の中でもとくに的中率が高いと人気なのが『四柱推命』です。
四柱推命では、生まれた生年月日にあった「十二支」と、「十干(じっかん)」を要素として組み合わせ、その人の本質や生まれ持った運命を鑑定することができます。
今回は、十干の1つである【戊(つちのえ)】に注目。
【戊(つちのえ)】の意味や性格、恋愛傾向や結婚運、仕事運、金運をはじめ、ほかの十二支や十干との相性を詳しく解説していきます。
目次
四柱推命【戊(つちのえ)】とは?
「戊」は、十干の1つです。
十干とは、四柱推命でその人の生まれ持った性質や運気を鑑定する際に必要な要素の1つで、「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の10種類があります。
十干は、「木」「火」「土」「金」「水」の5つの自然五行と、「陰」「陽」のタイプに分けられ、「戊」は十干の5番目にあたる要素で「土」の「陽」のタイプになります。
この自然五行と陰陽のタイプから、生まれ持った特徴が分かります。
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戊(つちのえ)の意味とは?
「戊」は、自然で例えるなら「雄大で大きな山」「硬い岩」などにあたり、つまりは「人の手では容易に動かせないもの」のイメージになります。
意味としては、「包容力」「大らか」「寛大」「信頼」「責任感」「豪気」「保守的」「堅固」となります。
季節では、二十四節気の四立(立春、立夏、立秋、立冬)のそれぞれの直前18日間を差す雑節の「土用」にあたります。
土用の時季は、土の気が盛んになるからだとされています。
「戊」の人の性格とは?
「戊」の人は、朗らかで親しみやすく、多くの人に慕われるタイプです。
周囲の人からの第一印象はとても良く、フレンドリーで、そこにいるだけで場が明るくなるような存在感のある人物に見られます。
誰に対しても分け隔てなく接し、どんな小さな約束でも忠実に守るので信頼が厚く、周囲の人も「戊」の人にならプライベートなことや悩みごとも何でも話せると思っています。
また責任感が強く、一度決めたことは最後までやる遂げる根性と強い意志を持っています。
そんなひたむきで情に厚い「戊」の人ですが、一度嫌悪感を抱くとスパッと縁を切ってしまうところがあり、合わないと思った人との人間関係は修復が難しいという極端さがあります。
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「戊」の人はどんな恋愛をする?
「戊」の人にはもともと人を魅了する力があり、誰とでも仲良くできる大らかさがあるため、恋愛でもモテるタイプです。
持ち前の包容力が影響し、基本的に「来る者拒まず」なスタイルで、どんなタイプの人も受け入れます。
どちらかというと「戊」の人がパートナーを支える側になることが多く、甘え下手になりがちです。
そのため、パートナーは「戊」の人が甘えてくれると大きな喜びを感じるでしょう。
そんな度量の広い「戊」の人ですから、不満を溜め込んでしまうところがあります。
ただ溜め込みすぎると大爆発してしまうので、注意が必要。
一度拒絶反応を起こすと修復が困難なため、不満は早いうちに出して解決するようにしましょう。
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「戊」の人はどんな結婚をする?
「戊」の人は現実的な考え方をするため、結婚にはロマンスよりも現実的な生活や安定を強く求める傾向があります。
基本的に誰でも受け入れる「戊」の人ですが、結婚となると話は別。
本当に信頼できる人を求めるため、たとえ愛する恋人であっても結婚を決断するまで時間がかかるでしょう。
結婚後は家庭を優先し、家内安全のために身を粉にして尽力します。
その分家庭に対する強い理想があり、それを求めるあまりに家族にも自分ルールを強いようとするところがあるので注意しましょう。
「戊」の人は誠実なタイプなので、浮気はせずパートナーを大切にします。
そのため結婚相手も同じく誠実で信頼感のあるタイプだと上手くいくでしょう。
「戊」の人の仕事は?
「戊」の人は、マイペースにコツコツと時間をかけて経験を積み重ねていき、最後に成功するタイプです。
物事の基盤づくりを疎かにせず、まずは土台をしっかり固めるタイプなので、細かな仕事や忍耐力が求められるような仕事が得意です。
どんな仕事も人並み以上にこなすことができ、丁寧な仕事をします。
そのため、事務職から、緻密な作業を求められる経理や銀行員の仕事に適性があるでしょう。
また、包容力があり面倒見がいいため上司の覚えもよく、さらに人に好かれる性格なので、営業職や販売業、サービス業といった人に関わる仕事で長所を発揮できます。
地道な作業も得意なため、知識とスキルを積み重ねていけば、研究職や職人などの専門職でも才を発揮できます。
求心力とマネジメント力、そして強い責任感があるため、リーダーなどの取りまとめる仕事にも向いているでしょう。
また「戊」の人は不動産運があるため、独立するのもおすすめです。
「戊」の人の金運は?
「戊」の人は不動産運に恵まれているため、資産運用の才能があります。
溜め込むよりも、上手に資産を運用して増やしていくことに適性があるでしょう。
「戊」の人も「お金は使ってこそ生きる」という考えをもっており、使う時は惜しまずドカンと使います。
コツコツと地道な作業が得意なため、お金に対しても堅実で節約家と思われがちですが、お金に関しては意外にどんぶり勘定で大雑把なところがあります。
人に奢ることも多く、お金遣いはどちらかというと派手な方になりますが、天性の運気があるため何らかの形で自分に返ってくることが多く、結果的に損をすることは少ないでしょう。
仕事やスキルを極めれば、さらに金運が高まります。
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十二支の組み合わせ「戊子(つちのえね)」の性格・特徴は?
「戊子」は気さくで明るく、多くの人に慕われるタイプです。
「戊子」の人らしいマイペースさが魅力で、いつの間にか「戊子」の人が輪の中心になることも。
流行に敏感でセンスが良く、それが「戊子」の人の魅力を上げています。
また、時間をかければ多くのことを学び吸収していくので、多彩な人が多いでしょう。
「戊子」の人は「戊」のなかでも稀に見る強運を持っており、恵まれた金運・仕事運で多くの幸運を掴むでしょう。
十二支の組み合わせ「戊寅(つちのえとら)」の性格・特徴は?
「戊寅」はエネルギッシュな性格で、慎重さと大胆さをあわせ持っています。
失敗せず目標を達成するために用心深く物事を見極め、攻める時には一気に攻めます。
そんな行動力が長所の「戊寅」ですが、気分にムラが出る時があり、急にやる気がなくなる…なんていうこともしばしばあります。
もともと人を惹き付ける魅力があり、人を率いていく才能があります。
大きな目標を掲げ、見失わないことが大成する近道になるでしょう。
十二支の組み合わせ「戊辰(つちのえたつ)」の性格・特徴は?
「戊辰」は、周りに影響されず、とことん自分の気分とペースで人生を歩んでいく自由人気質です。
周りと歩調を合わせないので顰蹙を買うと思いきや、いつでもブレないその強い姿に憧れや尊敬の念を抱く人も多いです。
器が大きく、小さなことにこだわりません。
色々なものを吸収し、多くの選択肢をもつため、自分で多彩な未来を切り開いていきます。
リーダーになれば小さな芽から才能を伸ばして大きく育てる指導者になります。
十二支の組み合わせ「戊午(つちのえうま)」の性格・特徴は?
「戊午」は、周囲の人をぐいぐいと引っ張っていく、面倒見のいい親分肌な性格をしています。
リーダー気質で、先頭に立って動くことで魅力や才能がさらに磨かれます。
持久力に優れており、目標を達成するまで根気強く進んでいきます。
自分のペースで邁進していけば、後進の道しるべのような偉大な存在になる人もいるでしょう。
少し見栄張りな面があるので散財には注意。
自分を良く見せるのはほどほどにしておきましょう。
十二支の組み合わせ「戊申(つちのえさる)」の性格・特徴は?
「戊申」は、社交性が高く、持ち前の明るさと人の機微を察する観察眼と器用さで、多くの人を魅了します。
「戊申」にとって、人脈は人生の財産です。
広く有益な人脈を築いたどうかで、「戊申」の人生が大きく変わっていく可能性があります。
頭の回転が早く、どんな難題でも切り抜けていける頭脳と光るセンスがあります。
ただサービス精神が過ぎると疲れてしまうので、たまには1人の時間を大切にして英気を養ってください。
十二支の組み合わせ「戊戌(つちのえいぬ)」の性格・特徴は?
「戊戌」は、忠誠心が強く誠実なタイプです。
心を開くまでには少し時間がかかりますが、素直で真面目な性格をしており、一度心を許した相手は大切にします。
口が堅く、信頼が厚いため、「戊戌」に悩みごとを相談する人も多いでしょう。
持久力と意外にタフな精神力を持っており、努力を重ねてゴールを目指します。
そのため大器晩成型が多いでしょう。
ただ上司にも遠慮せず意見するところがあるので口には注意しましょう。
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「戊」と「甲」の相性は?
「戊」と「甲」は「雄大な山」と「大樹」の関係です。
土を養分にして木が大きく育つように、「戊」が「甲」を支え、力を与える関係になります。
一方的な関係になりやすいため、「甲」が「戊」にとって支えたいと思える相手であれば長く良い関係が築けるでしょう。
そうでない場合は不満が溜まりやすい関係になります。
「戊」と「乙」の相性は?
「戊」と「乙」は、「雄大な大地」と「草花」の関係で、気が合いやすく、一緒にいるとホッとするような心地よさを覚えます。
「戊」と「乙」は「陽」と「陰」の関係のため、「戊」が「乙」をお世話し甘えられる間柄になります。
「乙」も「戊」を優しく気遣うので、お互いの能力と魅力を引き出し合う関係になるでしょう。
「戊」と「丙」の相性は?
「戊」と「丙」は、「雄大な大地」と「太陽」の関係で、お互いの能力が相手に良い作用を与える、抜群の相性です。
また、相手の長所に注目することで、互いを成長させるよきライバルともなるでしょう。
「丙」は高い位置から万物を照らす太陽のように相手を見ているため、「戊」の気づいていない才能を発掘してくれます。
「戊」と「丁」の相性は?
「戊」と「丁」は「雄大な大地」と「ろうそくの灯火」の関係で、包容力と力のある「戊」が繊細な「丁」を支える関係になります。
「丁」も「戊」を細やかにサポートするので、一方的な関係にはならないでしょう。
「丁」の助けによって「戊」が安心して動けるようになります。
同じ目標をもてば良いパートナーとなります。
「戊」と「戊」の相性は?
「戊」と「戊」は同じ「土」の性質を持つ者同士です。
気が合い、同じ目標を持てば協力して進んでいけます。
ただ同じ性質ゆえにライバルとしてぶつかりやすくもあります。
社交性が高いため表立っては衝突しませんが、心の中でモヤモヤ…という状態に。
適切な距離感を保てば、切磋琢磨できる良い関係になるでしょう。
「戊」と「己」の相性は?
「戊」と「己」は「硬い土」と「柔らかい土」の関係で、まるで親友のように心許せる間柄になります。
2人とも温厚なので居心地のいい関係を築けるでしょう。
またどちらも培った知識や経験を人のために活用できるので、お互いがお互いを支え合う間柄になります。
頼りになる相手がいることで精力的に活動できるでしょう。
「戊」と「庚」の相性は?
「戊」と「庚」は「硬い土」と「硬い金属」の関係で、どちらも高い目標を持っているため、向上心を高め合う間柄となります。
頭脳明晰で頭がキレる「庚」を参謀役に据えることで「戊」の指導力がますます冴えるでしょう。
仕事や勝負の場でタッグを組めば、スピーディーに目標を達成する最強のパートナーとなるでしょう。
「戊」と「辛」の相性は?
「戊」と「辛」は「硬い土」と「柔らかい金属」の関係で、精神的に支え合う間柄になります。
「辛」の繊細な優しさが、本音や不満を隠しがちな「戊」の心をほぐし、ネガティブな気持ちを癒してくれます。
困難や挫折があってもお互いを励まし合えるため、どんな高い目標にも何度も立ち向かえる強い生命力を秘めています。
「戊」と「壬」の相性は?
「戊」と「壬」は「雄大な大地」と「大海」の関係で、土を飲み込む「壬」に「戊」が振り回される関係になります。
自由で掴みどころのない「壬」は「戊」にとって性質的に合わず、一筋縄ではいかない相手となるでしょう。
ただ違う面を好意的に捉えることで、「壬」の長所を介して「戊」の新たな魅力に気づけるでしょう。
「戊」と「癸」の相性は?
「戊」と「癸」は、「雄大な大地」と「雨」の関係で、恵みの雨が大地を潤すように、一緒にいると日々の疲れを癒し合う、素晴らしい関係となります。
気配り上手で細やかな「癸」が「戊」を支え、力強い「戊」が「癸」を甘やかします。
ただお互い干渉しすぎると相手の長所を潰してしまうのでほどほどにしておきましょう。
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