庚寅は、「好奇心旺盛な切れ者」という意味があります。
「庚」は「刃物」や「鉱物」などの金属を表す十干で、性質の意味としては「強靭さ」や「内に秘めた輝き」を表します。
対して「寅」は「動物の虎」や「春の始まり」を表す十二支で、性質の意味としては「才知」や「決断力」を表します。
よって、両方の性質を組み合わせた「庚寅」は、春の始まりの陽気なエネルギーを受けた刃物のような干支で、軽やかにいろいろな分野を渡り歩きながら、ときに鋭く物事を貫くイメージを持ちます。
才覚を持つ人物が多く、持ち前の高い能力と探求心を生かしながら自ら人生を切り開いていきます。
戊子は、「無邪気さとそつなさ」という意味があります。
「戊」は「山」などの動かない土を表す十干で、性質の意味としては「頼もしさ」や「落ち着き」を示します。
「子」は「ねずみ」や「真冬」を表す十二支で、性質の意味としては「財」や「行動力」、「純真」を表します。
両方の性質を組み合わせた「戊子」は、白銀の雪景色が広がる真冬の山のように純真かつ堂々とした様で人々の注目を集めるイメージを持ちます。
雄大な山のようにどっしりしていて落ち着きがあるのに、その中身はどこまでもピュアで穢れのない、とても美しい状態を表しています。
丁亥は、「穏やかながらまっすぐ進む力強さを持つ」という意味があります。
「丁」は「囲炉裏」や「たき火」などの人がおこす火を表す十干で、性質の意味としては「温もり」や、工夫して火おこしする様から「知性」を示します。
「亥」は「猪」や「冬の始まり」を表す十二支で、性質の意味としては「勇気」や「冒険」示します。
よって、両方の性質を組み合わせた「丁亥」は、冬本番に向けて長くなっていく夜を照らす灯火のように、静かながらも温かく、周りに流されない強さを持つイメージになります。
また、丁亥は生まれながらに豊かな感性を持ち、直感力や霊感が鋭く、目に見えないものを感じる人が多いです。
丙戌は、「前向きな勤勉家」という意味があります。
「丙」は太陽などの「ダイナミックな炎や強烈な輝き」を表す十干で、性質の意味としては「明るさ」や「情熱」、「温かさ」を示します。
「戌」は「犬」や「秋の終わり」を表す十二支で、性質の意味としては「勤勉」や「努力家」、「安定」や「穏やかさ」を示します。
よって、両方の性質を組み合わせた「丙戌」は、秋の終わりの太陽のようなイメージを持ち、穏やかな明るさで堅実に進んでいく性質になります。
どんな困難にもがむしゃらに向かっていくのではなく、大きなことは様子を見ながら進める慎重さも併せ持っています。
乙酉は、「強い芯と可能性を秘めている多才な人」という意味があります。
「乙」は「美しい草花」などの繊細な自然を表す十干で、性質の意味としては「華やかさ」や「多彩さ」のほか、大地に根をはる様子から「強い芯」や「柔軟性」を示します。
対して「酉」は「秋のピーク」や「鶏」を表す十二支で、性質の意味としては「親切」や「ぬくもり」を示します。
よって、両方の性質を組み合わせた「乙酉」は、秋のピークに咲く美しい草花のイメージとなり、実りの秋にさまざまな表情を見せる草木のように多彩な魅力と包容力を持つという性質を表します。
31日生まれの人は、真面目で穏やかな気性を持つ人です。
何事にも誠実に取り組むタイプで、細かい作業や人が嫌がる仕事もじっくり丁寧に関わります。
些細なことでもおろそかにせず、きっちりこなすため、周囲からの信頼度は高いでしょう。
人当たりはとてもソフトで、思いやりがあります。
自分よりも他者を優先し、世のため人のためになることを率先してやっていきます。
協調性も高く、常識やマナーもバッチリなので、とくに先輩や年配の方々に可愛がられやすいでしょう。
伝統を重んじる保守的な考えを持ち、自身はあまり自己主張をしません。
しかし正義感の強さはピカイチで、嘘や不正は誰が相手であっても許せないという高潔さを持ちます。
30日生まれの人は、いくつになっても純真無垢で明るく、素直な人です。
ユーモアのセンスも抜群で、ウィットに富んだ会話で周囲を楽しませます。
並外れたエネルギーの持ち主で、なんでも前向きに全力で取り組みます。
好奇心旺盛で、いろんなことに手を出しますが、一度熱中したら目を見張るものがあります。
多趣味な人が多く、好きなことを専門的なレベルまで極める人も。
熱意が相手に伝わるため、人をやる気にさせたり、説得するのが得意です。
そのため、いるだけでその場の空気がぱっと華やいだり、活気に満ちたりするでしょう。
瞬発力がある分、準備不足や取りこぼしによる失敗やトラブルも少なからずありますが、それらにめげずに進んでいくバイタリティがあります。
癸未は、「物静かで情緒が豊か」という意味があります。
「癸」は「雨」や「露」、「霧」などの細やかな恵みの水を表す十干で、「繊細さ」や「感受性」を意味します。
「未」は「羊」や「夏の終わり」を表す十二支で、性質の意味としては「穏やかさ」や「人情」を示します。
よって、両方の性質を組み合わせた「癸未」は、穏やかな雨のようにおっとりとしながらも芯が強いイメージを持ちます。
目立つ干支ではありませんが、大切なものを守り抜く強い意志があり、恵みの雨のように温もりをもって優しく周囲に接する性質があります。
壬午は、「穏やかながらも陽気で注目を集める」という意味があります。
「壬」は「海」や「大きな河川」などの勢いのある水を表す十干で、性質の意味としては「雄大さ」や「穏やかさ」を示します。
対して「午」は「馬」を表す十二支で、性質の意味としては「陽気さ」や「派手さ」を示します。
よって、両方の性質を組み合わせた「壬午」は、表舞台のような華々しい場所で伸び伸びと活躍するイメージを持ちます。
注目を浴びたいという願望を強く持っていますが、穏やかさや誠実さといった性質がたっぷりとあるため、周囲から応援してもらえることが多い干支です。
29日生まれの人は、落ち着きがあり、どことなくミステリアスな風格が漂う人です。
あまり感情を表に出さないタイプのため、控えめに思われがちですが、自分のなかにしっかりとした芯を持っています。
責任感も強く、簡単に諦めたり、周りに流されることはありません。
人の言動や物事の上辺だけにとらわれず、本質を見抜く審美眼を持ってます。
大人しそうにしていたら、いきなり核心めいた一言を放って周りを驚かせます。
そのため、特に何もしていなくても、「あの人は他の人とは違う」と一目置かれることがしばしばあるでしょう。
才知に溢れていて分析力が備わっているほか、実際にスピリチュアルな関心がとても高く、鋭い感性を持っています。
