通変星とは、四柱推命において、その人の本質を示すと言われています。
通変星には「比肩」「劫財」「食神」「傷官」「偏財」「正財」「偏官」「正官」「偏印」「印綬」の10種類があり、それぞれ生まれ持った性格や運気などに特徴があります。
今回は『食神（しょくじん）』に注目し、その意味や性格、適職、恋愛傾向、結婚運、金運などについて詳しく解説をしていきます。
目次
四柱推命「食神（しょくじん）」の意味とは？
四柱推命における「食神」は通変星の1つで、『表現の星』や『正統派の星』と言われています。
『表現の星』とは、表現力やアイデア、アピールを重視している星で、『正統派の星』は物事に対し正々堂々と真っ向勝負をする星です。
つまり、「感じたこと、思いついたことを素直にそのまま表現する」性質となります。
また、「大らかさ」「センス」「遊び心」「快楽」「食通」といった意味を持ち、困難にぶつかってもどこかから不思議と助け船がやってくるラッキーな性質があります。
くわえて「食神」には「子供」という意味もあり、子供好きな人や、大人になっても童心を忘れない人が多い傾向があります。
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食神の人の性格や特徴は？強みも解説
食神の人は子供のように天真爛漫で純粋な性格です。
楽しいことが大好きで、いつも何かワクワクすることがないか探しています。
また「食神」は「衣食住」と縁深い星で、不自由のない環境に恵まれます。
満たされた環境下で自然とにじみ出る食神の人の笑顔に惹きつけられる人も多いでしょう。
加えて、生まれつきのラッキー体質で、どんなピンチでも不思議と助っ人が現れるため、「何とかなるさ」と細かいことは気にしない大らかな人が多いのが特徴です。
しかし、大らかが過ぎると怠惰になりがちなのが玉にキズ。
また、楽観的で高い地位や出世に興味がなく、情熱をもって物事に取り組んだり、努力をし続けることは苦手です。
危機感を煽られる状況にならないと本気を出すことはほぼないでしょう。
食神の人の適職はズバリ何？仕事運について
穏やかでいつもニコニコしている食神の人は、職場でも潤滑油として活躍するタイプ。
周囲の人を和ませる才があるだけでなく、社交性を活かした情報通でもあるので、社内で重宝されるでしょう。
楽観的なため気楽に働く方が性に合っており、責任感のある立場や仕事だと息苦しくなり長続きしない恐れがあります。
そんな食神の人の適職は、持ち前のコミュニケーション力を活かせるサービス業や営業です。
食神の人は”楽しい”や”笑顔”を周囲に伝染させる力があるので、WIN-WINの関係が築けるでしょう。
また食神の星と縁深い衣食住関係の仕事とも相性抜群です。
天真爛漫な愛されキャラを活かしたタレント業でも才能を発揮できるでしょう。
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食神の人の恋愛傾向は？
食神の人は周囲から可愛がられるマスコットキャラ的存在です。
異性問わず人気者のため、恋多き人生を送るでしょう。
もともと食神は「快楽」の星でもあるため、恋愛との相性は抜群。
楽しさや嬉しさを恋人と共有したい思いが強く、いつも相手を笑顔にするような楽しいお付き合いになるでしょう。
天性の甘え上手なため、食神の人が引っ張ってもらう側になる傾向があります。
ただ素直なため、優しくされたり好意を向けられたりするとすぐ好きになってしまうところも。
また他意なく誰にでも親しく接するため勘違いされやすく、恋人以外に言い寄られることも少なくありません。
モテるため恋人が不安になりがちなので、言葉と態度で愛をしっかり伝えましょう。
食神の人の結婚運は？
食神の人は熱しやすく冷めやすい性格で多くの恋愛を経験をしますが、最後は1人の人に行き着くか、または初めての恋人のもとに帰ってくる傾向があります。
友人の結婚式や旅行先で運命の出会いや昔の恋人との再会を果たす人も多いでしょう。
また食神の人は「楽しいこと」が生きるモチベーションのため、せせこましく倹約に努めたり、厳しいルールに縛られるのは苦手。
家庭を持っても自由に楽しく過ごす傾向があります。
そんな食神の人を理解し寄り添ってくれる大らかな相手だと上手くいくでしょう。
1週間の終わりに外食をするなどちょっとしたご褒美を設定しておくと長く円満な家庭が築けます。
食神の人の運勢は？
食神の人は「引きたてられ運」が強く、周囲の人の力を借りることでさらなる発展が望めます。
困難にぶつかった時は誰となく手が差し伸べられ、平和で穏やかな人生を歩むでしょう。
そうして周囲に人を集め、人々から良い運気をもらい、一緒に向上するという良い運気の循環を作り出します。
ただ頑張らなくても何とかなることが多いため、必死になって努力する機会がなく、大事なタイミングも逃しがちです。
目標に向けて一緒に歩んでくれる人と行動したり、目標到達までの道筋を計画したりするとステップアップしやすいでしょう。
また美食家が多く食べることが大好きですが、自制心が弱く、ふくよかになる方が多いため、運動を嗜むと心身ともに健康を維持できるでしょう。
食神の人の金運は？
食神の人は生まれつきの幸運体質で、たとえお金に困ることがあっても周囲の人が助けてくれる、恵まれた金運を持っています。
困窮することがあまりないためお金にルーズな人が多く、金銭管理が苦手です。
楽しいことや興味が湧いたことに積極的なため、自分にかけるお金は惜しまず使うところがあります。
そのため長期的な貯蓄はなかなか進まないでしょう。
ただ目標があれば短期的な貯蓄はできます。
他人に使うお金もルーズかと思いきや意外にケチな部分があり、気が進まない上司や親戚付き合いに使うお金には強い抵抗感を覚えます。
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食神の人の相性の良い通変星は？
「食神」と「劫財」、「食神」と「偏財」、「食神」と「正財」の相性はとても良いです。以下で詳しくお話しします。
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「食神」と「劫財」の相性は？
「食神」と「劫財」は、大らかで細かいことにこだわらない性格なので気楽なお付き合いができます。
また「劫財」は目標ができるとコツコツと頑張るところがあるため、疲れた時はいつもニコニコしている大らかな「食神」が癒します。
「食神」も努力家で行動力のある「劫財」に助けられることが多々あるでしょう。
お互いの意思を伝え合うことでより関係を深められます。
＼劫財の詳しい記事はこちら／
「食神」と「偏財」の相性は？
「食神」と「偏財」は、楽しいことが大好きな者同士でとても息が合います。
お互い好奇心も旺盛なため、一緒に新しい趣味を見つけるなど、2人が揃えば心ゆくまで人生を謳歌できるでしょう。
どちらも金運に恵まれているので、ビジネスパートナーとしても最高の相性といえます。
ただお金にルーズなところがあるので、金銭管理はしっかり意識しましょう。
＼偏財の詳しい記事はこちら／
「食神」と「正財」の相性は？
「食神」と「正財」は、お互いがお互いを慈しみサポートし合える組み合わせです。
真面目で堅物な「正財」を、穏やかで楽天家な「食神」が癒してあげます。
また「正財」も「食神」を喜ばそうとサポートしてくれるので、さらに「食神」も「正財」を大切にして尽くそうとし、持ちつ持たれつの良い関係が築けるでしょう。
＼正財の詳しい記事はこちら／
食神の人の相性の悪い通変星は？
「食神」と「傷官」、「食神」と「偏官」、「食神」と「偏印」の相性はあまりよくありません。以下で詳しくお話しします。
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「食神」と「傷官」の相性は？
「食神」と「傷官」は、「表現の星」同士のいわゆる兄弟星で価値観や趣味は合うのですが、似ているがゆえに衝突も多くなる組み合わせです。
考え方は似ているものの性格は異なり、大らかな「食神」は細かすぎる「傷官」についていけず、また逆に「傷官」は楽天的な「食神」にイライラしがち。
「食神」が我慢すれば仕事上はうまく付き合えますが、恋愛では喧嘩が多くなるでしょう。
＼傷官の詳しい記事はこちら／
「食神」と「偏官」の相性は？
「食神」と「偏官」は、正反対の考え方をもつ者同士ですれ違いが多くなる組み合わせです。
おっとりしている「食神」と、スピーディーに行動したい「偏官」は足並みが揃いません。
また責任感が強い「偏官」にとって、他人に甘えがちで自分優先の行動が目立つ「食神」を受け入れがたいところがあります。
無理に合わせず適度な距離感を保ちましょう。
＼偏官の詳しい記事はこちら／
「食神」と「偏印」の相性は？
「食神」と「偏印」は、好奇心旺盛な者同士で興味が一致すれば盛り上がりますが、どちらも気が多くあっちこっちにいくため、距離が離れることもしばしば。
どちらも自由な気質ですが、とくに「偏印」は奔放さが強く、細かいことを気にしない「食神」もさすがに不安になることも。
急に距離が縮まったり離れたりと落ち着かない組み合わせです。
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「食神」が命式にある人との付き合い方
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・素直な性格なので、気持ちはストレートに伝えた方が伝わります。 ・楽しいことが大好きな楽天家タイプなので、細かい計算や責任のある仕事を任せるのはNG。 ・時間やお金にルーズなところがあるので一緒に計画したり管理してあげると◎。 ・面倒でしんどいことが続くとガス欠に。ご褒美を用意してあげるとモチベーションが上がります。 ・おっとりしているので焦らず気長に付き合ってあげましょう。 ・褒めて伸びるタイプなので、食神の人を教育する場合は言葉に気を付けましょう。
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| 比肩（ひけん） | 劫財（ごうざい） | |
| 食神（しょくじん） | 傷官（しょうかん） | |
| 偏財（へんざい） | 正財（せいざい） | |
| 偏官（へんかん） | 正官（せいかん） | |
| 偏印（へんいん） | 印綬（いんじゅ） |
