日本では年の数え方に使われている、お馴染みの十二支。
実は性格診断や運勢占いの重要な要素にもなっていることを知っていますか？
年・月・日に干支を割り当て、そこから運命を算出する「算命学」や、3000年以上の研究から導き出された運命を割り出す「四柱推命」にも、実は十二支が使われています。
どちらも人気の占術であるのは、的中率が高いことが大きな理由です。
今回は、そんな性格や運勢を表す指標でもある十二支の中から巳年をピックアップ。
巳年の意味や巳年が生まれた理由をはじめ、もっとも気になる巳年生まれの人の性格や恋愛運、仕事運、金運、相性のいい干支など、巳年生まれの人の特徴を詳しく解説していきます。
目次
巳年（へびどし）の意味や歴史
「巳＝蛇」は脱皮をする様子から「復活と再生」を意味し、強い生命力や不老長寿の象徴として崇められてきました。
実際の蛇は田畑を荒らしたり、その恐ろしげな姿から人々に嫌われがちですが、世界中の国々で蛇は「神の遣い」として神聖視されています。
十二支が生まれた古代中国では、執着心の強い蛇は恩を忘れずに返す動物と考えられ、殷王に救われた蛇が夢に現れて財宝を渡したという言い伝えもあります。
このようにめでたい意味がある神聖な動物であることから、十二支に選ばれたと考えられます。
また「海に千年、山に千年棲みついた蛇は龍になる」という言い伝えから、辰年の次に、龍の前の姿である蛇の順番がきたとも言われています。
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巳年（へびどし）の年齢と生まれ年
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2013年(平成25年) 2001年(平成13年) 1989年(平成元年/昭和64年) 1977年(昭和52年) 1965年(昭和40年) 1953年(昭和28年) 1941年(昭和16年) 1929年(昭和4年) 1917年(大正6年) 1905年(明治38年) 1893年(明治26年) 1881年(明治14年) |
過去、「巳年（へびどし）」に起きたこと
「復活と再生」の意味がある巳年は新しいことが始まる年だと言われています。
また「巳（み）」の読みから「実（み）」にかけて、「実を結ぶ」年とも言われています。
そんな巳年には次世代に繋がる大きな出来事がいくつか起こりました。
日本の歴史を紐解くと、中大兄皇子らが蘇我入鹿を倒し、新政権を樹立した645年の大化の改新や、壇ノ浦の戦いで平家が滅び、源氏の世が訪れることになった1185年も巳年でした。
世界では1965年に中国文化大革命が起きています。
時は進み、近代史でいうと、日本海海戦での日本側の勝利で日露戦争が終結したのが1905年の巳年でした。
そして1989年にはベルリンの壁が崩壊し東西ドイツが統一の道へ進み出します。
同年日本では昭和天皇が崩御し、新天皇の即位とともに平成の世が訪れました。
そして2001年の巳年には21世紀が始まりました。
一方で大きな混沌の始まりといえる出来事も起こりました。
1941年に真珠湾攻撃によって太平洋戦争の火ぶたが切って落とされ、第二次世界大戦の局面の1つとなりました。
この長い大戦のあとには、日本の民主化が進み、世界連合（のちの世界連盟）が設立されることになります。
そして2001年にはアメリカで同時多発テロが起き、中東との長い戦争が始まりました。
このように出来事の良し悪しに関わらず、巳年は1つの時代が終わり新しい時代を迎える転機となりました。
巳年（へびどし）の性格や特徴
蛇は狙った獲物に巻きつき続けて時間をかけて捕食するというハンティングスタイルから、執着心が強い動物と言われています。
そんな巳年生まれの人は、執着心が強く、一度決めたら結果が出るまでひたすらやり続ける粘り強さを持っています。
そんな蛇の気質から頑固かと思いきや、実は常に冷静沈着。
頭の回転も速く、臨機応変に動きます。
蛇は知恵の象徴でもあるので、頭脳明晰で賢明です。
どんなに大きなトラブルが起こっても淡々と処理できるのでとても頼りがいがありますが、周囲から見ると動じない様子が冷淡に映ることもあります。
そんな巳年生まれの人ですが、実は内心は心配性です。
何かにつけて不安がつきまとい、すぐに他人に心を開くことができません。
その用心深さゆえにいらない苦労を背負い込んだり、悩んだりします。
コミュニケーション能力は高いので普通に話しているように見えますが、自分の発言には常に注意を払っています。
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巳年（へびどし）生まれの人の恋愛傾向
巳年生まれの人の恋愛は、心の繋がりを重要視する傾向があります。
1つの恋にじっくり向き合うため一途に1人を愛し続けます。
常に冷静であろうと務めているため一見クールに見えますが、実は情熱的で心の内に激しい感情を抱いています。
好きになるまでには時間がかかりますが、一度心を開くとその人にベッタリになります。
心配性のため、恋人が浮気していないか気になってつい束縛してしまうことも。
やきもち焼きで、好きになればなるほど誰かに取られないかと不安になってしまいます。
好きな人にはとことん尽くし愛情を注ぎますが、その分相手の裏切りを許しません。
重たい愛情を受け入れてくれる相手となら長続きするでしょう。
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巳年（へびどし）生まれの人の仕事運
巳年生まれの人の仕事運は、巳年の性質である執着心や粘り強さを活かし、その道を究めると成功へと近づきます。
いろいろなことに手を出すよりも1つのことを追求することで、その分野では右に出る者がいないほどの知識と技術を手に入れることができるでしょう。
もともと勉強熱心で凝り性のため、その道のスペシャリストと呼ばれる人も多いです。
また好奇心旺盛で常に興味がある物事の情報収集をしているため、仕事で分からないことがあれば巳年生まれの人に聞くとたいてい解決します。
結果が出るまで諦めないので良い結果を残しやすく、上司から高く評価されますが、一度集中すると寝食を忘れて仕事に打ち込んでしまうので気をつけましょう。
巳年（へびどし）生まれの人の金運
巳年生まれの人の金運は、大変恵まれています。
「巳年はお金に困らない」なんて言葉もあるくらいです。
お金に困らない干支ランキングでも常に上位にランクインするほど良い運勢をもつのが巳年です。
それには理由があります。
蛇は復活する様から繁栄の象徴として世界中で崇められており、七福神の1人・弁財天と、「頭は弁財天・体は蛇」の神様・宇賀神が中世で習合していったことから、蛇は金運上昇の象徴となりました。
近年では蛇柄の財布は金運を上げるなどと言われているのも有名な話です。
そんな巳年生まれの人ですが、本人は慎重な性格のため、お金も堅実に使うタイプです。
若いころから将来を見据え、いざという時のためにせっせと貯蓄に励みます。
節約も苦にならず、少しでも安い値段で買えるところをリサーチするのが好きです。
また物持ちもよく、子供のころから使っている用品があったり、何年もお気に入りの服を着ている人も多いです。
このように現実的な価値観を持っている巳年生まれの人ですが、その一方で高い理想を持っています。
気に入ったものは最高の品質物で揃えたい傾向があります。
その点に関してはつい財布の紐が緩みがちですが、散財することはないため、経済的に破綻することはないでしょう。
高価なものを買っても何でも長く使うため、結果的に経済的な使い方になります。
金運が良く、コツコツと貯蓄にも励むため、老後も安泰です。
巳年（へびどし）と相性のいい干支は？
巳年と相性のいい干支は次の3つです。
■丑年（うしどし）
巳年と同じく勉強熱心な丑年とタッグを組めばどんな難題や高い壁でもクリアできなことはない、というくらい最高のパートナーとなります。
また丑年は巳年と同じく慎重派で、やや人見知りなところがあるため、常に言葉と距離感に気をつけている巳年とは心地よい関係が築けます。
巳年のあまりぐいぐい来ないところがより丑年の信頼を深めるでしょう。
性質は違いますが、そこに嫌悪感は不思議と湧かず、自分と違うところに刺激や楽しさを感じられます。
■申年（さるどし）
一度決めたら最後まで一途なタイプの巳年と次々に目新しいものに興味が移る、自由で好奇心旺盛な申年の人は正反対の性質を持っているものの、その凸凹具合が不思議と良い具合に収まり、お互いの良いところを上手に生かし合えます。
冷静なブレーン役を担う巳年がフットワークの軽い申年を引っ張る形になれば、最良の成果が生まれるでしょう。
■酉年（とりどし）
巳年と酉年は一見クールに見えるものの、心の内に燃えたぎる情熱を持っているタイプ。
また冷静で頭が切れるところも似ており、大変息が合います。
考え方も似ており、粘り強い巳年と、完璧を求める酉年がタッグを組めば、もはや怖いものはないでしょう。
ただ本音を話さない巳年と素直な酉年ですから、たまに行き違うことも。
相互理解が深まればよりよい関係を築けます。
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まとめ
巳年生まれの人は才能と運勢に恵まれた類まれなタイプです。
目標達成まで諦めない粘り強さもあいまって、成功する人が多い干支でもあります。
そんな巳年生まれの人が悩んでいたり、諦めざるを得ない状況に陥っているとしたら、もしかすると生まれ持った真価を発揮できていないのかもしれません。
本当の自分を知ることは幸せと理想の未来を手に入れるきっかけとなります。
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| 子年（ねずみ年） | 丑年（うし年） | |
| 寅年（とら年） | 卯年（うさぎ年） | |
| 辰年（たつ年） | 巳年（へび年） | |
| 午年（うま年） | 未年（ひつじ年） | |
| 申年(さる年) | 酉年（とり年） | |
| 戌年（いぬ年） | 亥年(いのしし年） |
