その人の運命や本質を読み解く占術として有名な四柱推命。
その占術の重要な要素に、十二支が含まれていることをご存じでしょうか?
星座占い、血液型占いなど多種多様な占いがありますが、古来から暦や方角を表わすために使われてきた十二支を用いる鑑定は、的中率が高いことで知られています。
つまり十二支でその人の人となりが分かるというわけなのです。
そこで今回は、十二支の10番目の動物である酉年生まれの人の性格や特徴、恋愛傾向や相性のいい干支など、酉年について分かりやすく解説していきます。
目次
酉年(とりどし)の意味や歴史
「酉=鶏」は神の遣いである「常世の長鳴鶏」の鳴き声を響かせて、天岩戸に立てこもった天照大御神を外に出させたと古事記に記されている神聖な動物です。
そのため古来より「新しい時代」や「幕開け」の象徴として崇められてきたほか、「酉=取り込む」から転じて「商売繁盛」の象徴としても大切にされてきました。
現在でもそれにあやかり、関東地方では「酉の市」という商売繁盛を願うお祭りが開催されています。
鶏が十二支に選ばれた理由は諸説ありますが、民衆にとって身近で神聖な動物だったからこそ選ばれたのではないかと言われています。
また10番目になったのは、「犬猿の仲」の猿と犬の仲裁役で間に入ったという説があります。
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酉年(とりどし)の年齢と生まれ年
2017年(平成29年)生まれ 2005年(平成17年)生まれ 1993年(平成5年)生まれ 1981年(昭和56年)生まれ 1969年(昭和44年)生まれ 1957年(昭和32年)生まれ 1945年(昭和20年)生まれ 1933年(昭和8年)生まれ 1921年(大正10年)生まれ 1909年(明治42年)生まれ 1897年(明治30年)生まれ 1885年(明治18年)生まれ |
過去、「酉年(とりどし)」に起きたこと
「酉=鶏」として「新しい時代」や「幕開け」の年とされる酉年には、次世代へ転換される局面となる出来事が良く起こっています。
その最たる例といえば、第二次世界大戦が終結した1945年です。
第一次世界大戦から始まった、日本を含む世界規模の戦争が終わり、これを機に日本国憲法が生まれて日本は戦争を永久的に放棄する唯一の国となりました。
そして、1993年には現天皇陛下である、当時の皇太子徳仁親王と小和田雅子様の結婚の儀が行われました。
のちに徳仁親王は憲政史上初となる、前天皇の生前退位より新天皇に即位され、新たな時代を築くこととなりました。
また、新たな発見や進展に繋がる、歴史的な快挙も酉年に起きました。
1957年には南極越冬隊が南極大陸初上陸し、鉱物の調査や隕石の発券、氷床の調査や南極の生き物の生態調査などが進む第一歩となりました。
日本の顔と呼ぶべき国民的長者アニメの「サザエさん」が放送開始されたのも酉年の1969年です。
また中部国際空港(愛称:セントレア)が開港したのも酉年の2005年です。
一方で、喜ぶべき出来事の裏で、同時にこれまでの生活を揺るがすような大事件が起りました。
終戦とともに世界初の原爆が広島と長崎に落とされたのは、1945年です。
また、戦後最大のスポーツの悲劇と言われるサッカー「ドーハの悲劇」が起こったのは、現天皇陛下夫妻の婚儀が行われた1993年でした。
酉年(とりどし)の性格や特徴
酉年生まれの人は、さまざまな能力に長けた才気あふれる人です。
知的さよりも、頭の回転の早さが飛び抜けているところが酉年生まれの人の何よりの武器といえます。
機知に富んだアイデアを生み出し、それを実行するだけの行動力と積極性があります。
コミュニケーション能力も高く、話し上手で、会話で人を惹きこむ事ができます。
そして素直で実直なところがまた周囲の人の心を掴むでしょう。
酉年生まれの人は冷静で注意深いのですが、内面には激しい感情を抱えているため、他人から見ると二面性があるように思われがちです。
自分に自信があり、注目されることが大好きです。
しかし、自分の力を過信しすぎるとしっぺ返しがあるので注意しましょう。
その気はなくとも他人を見下した態度を取ったり、過ぎた大望を抱くと敵を作ってしまいます。
また、器用だからといって手を広げ過ぎると結局中途半端に終わってしまうので気をつけてください。
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酉年(とりどし)生まれの人の恋愛傾向
酉年生まれの人は社交的で明るく、輪の中心にいるような人気者なので、異性からよくモテます。
センスもよく、流行にうまく乗るタイプなので、いつも異性の注目の的です。
恋のチャンスが多いため恋愛経験は豊富になるでしょう。
恋人候補が多い分、理想が高くなり、高嶺の花に惹かれる傾向があります。
しかし本気で恋愛をしたいという思いがあるため、お付き合いが始まれば真剣に交際をしてマメに連絡をするタイプです。
ただ交際中もモテるので恋人としては心配が尽きませんし、酉年生まれの人の二面性の態度が相手を不安にさせることもあるでしょう。
酉年生まれの人の愛情深さをしっかり見せてあげれば、関係が安定して長続きします。
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酉年(とりどし)生まれの人の仕事運
仕事でも持ち前の頭の回転の速さを活かし、あらゆる分野で芽を出すタイプです。
社交的で会話力もあるので、デスクワークだけに特化せず、社内外問わず活躍します。
豊富なアイデア力があるので企画出しもできますし、営業ももちろん得意です。
また自信家な分、任されたことは必ず期待以上の成果を出そうとするので、周囲からの信頼も厚いでしょう。
ただ完璧を求めるあまり、集中モードに入ったら他人の意見を聞き入れられないところが玉にキズといったところでしょう。
とはいえ能力も行動力も人望もありますから、上司からの覚えもよく、リーダーに抜擢されることも多いでしょう。
アーティストや作家など創作分野でも力を発揮します。
酉年(とりどし)生まれの人の金運
酉年の「鶏」は商売繁盛を象徴する年のため、さぞ大金を手にするのかと思いきや、実は酉年生まれの人の金運は少し不安定。
金銭感覚が一般常識よりズレていたり、思わぬ散財をしてしまうこともよくあり、自分のお金の使い方や管理に自信がありません。
財布の紐は緩い方なので、日常的に細々とした出費が重なりがちです。
「買おうかな」と思ってもまず立ち止まり、本当に今買うべきなのかどうか考えるようにしましょう。
とはいえ、不思議と生涯を通じて経済的に困窮することがないのが酉年生まれの人の羨ましい特徴です。
「酉年生まれはお金に困らない」なんて言われています。
これにはやはり鶏が持つ商売繁盛の性質が影響しているのかもしれません。
支出をしてもお金がマイナスにならない強い金運を持っているため、お金の管理を徹底したり、貯蓄に力を入れたりなど、生き方を変えればお金持ちになれると言えます。
またお金に困らない理由として、生まれつきの運勢の良さが影響して不思議とツイていることもありますが、もともと酉年生まれの人は仕事がデキる人が多いため、おのずと高い収入を得ていることが挙げられます。
ただ、その年の運勢によっては財務管理の失敗や借金によって大きな損失が出ることがあるので、「どうせ何とかなる」と楽天的にならずに慎重に行きましょう。
仕事の調子によって金運も変動するので、仕事の感触を金運の指標にするのも良いでしょう。
酉年(とりどし)と相性のいい干支は?
酉年と相性のいい干支は次の3つです。
いずれの干支も性質が似ており、仕事も結婚もうまくやれる間柄です。
■丑年(うしどし)
酉年も丑年も双方責任感があり、目標を達成するために力を尽くすタイプ。
タッグを組めば強い連携を取れるため、とても頼もしいパートナーになります。
お互い能力も高いので、良い成果を生み出せるでしょう。
酉年と丑年は活発な性格と大人しい性格という正反対の性格ながらも、周囲から見ても理想的な繋がりで、多くの人から賞賛を得る素晴らしい相性です。
■巳年(みどし)
酉年も巳年もどちらも理知的で合理的なタイプのため、息が合い、とても相性が良い間柄です。
お互いの足りないところをサポートし合い、プラスを生み出す有意義な関係です。
仕事のパートナーとしてだけでなく夫婦としてもプラスの効果をもたらすでしょう。
お互い話し上手で気持ちを分かり合えることが多いため、会話が途切れることはないでしょう。
■辰年(たつどし)
酉年と辰年は性格が似ており、バツグンの相性を持つ関係です。
どちらも知性があり、夢に向かって粘り強く進める強さがあります。
2人が揃うとお互いの存在が励みとなり、より一層頑張れるでしょう。
こだわりがある分どちらもマイペースな面を抱えていますが、不思議と2人なら歩調が合うのです。
相手のことをよく理解しているので、自然と助け合いができる愛情深い関係でいられます。
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まとめ
「商売繁盛」や「新しい時代の幕開け」などの縁起のいい意味が込められている酉年。
その年に生まれた人は、賢く活発で、どんなことも上手く乗り越えていく能力と機転があります。
そんな酉年生まれの人がもし人生に行き詰っているのだとしたら、何か見落としがあるのかもしれません。
問題を解消するには、やはり自分自身のことを深く理解する必要があります。
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