四柱推命の十二運星「帝旺」の意味とは?性格・適職・恋愛を解説

四柱推命の「十二運」では、あなたの運気の流れをより細かく見ることができ、生まれ持った運勢、恋愛運、仕事運や金運まで詳しく読み解くことができます。

「胎(たい)」「養(よう)」「長生(ちょうせい)」「沐浴(もくよく)」「冠帯(かんたい)」「帝旺(けんろく)」「帝旺(ていおう)」「衰(すい)」「病(びょう)」「死(し)」「墓(ぼ)」「絶(ぜつ)」の12種類があり、十二運の一連の流れを「人の一生」に例えられることもあります。

四柱推命の命式を見た時、どんな十二運が出ているかによって、運気の強弱を見ることができます。

ここでは、十二運「帝旺(ていおう)」の意味について詳しく説明していきます。

十二運「帝旺」の意味とは?

「帝旺」は十二運のひとつで、「ていおう」と読みます。

十二運とは人の一生を12のステージに分けたものをなぞらえており、胎児から成長し大人になり、そして老いて死を迎えお墓に入るまでの命のサイクルを表しています。

「帝旺」は十二運の7つ目のステージで、人生の頂点にいる状態のエネルギーを表しています。

ある程度目的と目標を持って人生を歩み、成果を得て満足をしている状態のイメージです。

そんなイメージから、頂点、完熟、支配、強気などの意味があります。
また山を登り切ったら次は下るように、孤立を表すこともあります。

 

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帝旺の人の性格の特徴は?

帝旺は40代後半~50代頃の壮年期における、最も運気と実力を発揮する性質を持っています。

そのため、帝旺の人は余裕と自信に溢れたカリスマ的存在の方が多いです。

統率力と達観した視野で、自分の思う通りに上手に人や物事を動かします。

どんなトラブルや変化があっても臨機応変に対応でき、バランス感覚に優れているため、周囲の人から絶大な人望を得るタイプ

面倒見がよく、一度懐に入れた相手はざっくばらんに接します。

しかし「ものの言い方」に敏感なところがあり、無礼な態度をとられたり反発されたりするとカッとなる一面も。

無駄話し・無駄遣い・時間の無駄遣いなど、とにかく無駄なことが嫌いで、話は結論から簡潔に聞きたいタイプです。

帝旺の人の恋愛は?

帝旺の人は情熱的な恋愛をするタイプです。

恋愛は結婚のためにあると考えているため、理想にかなう相手を選ぶ傾向があります。

そのため外見だけで惹かれることはほとんどないでしょう。

「この人だ」と思った相手には自分から積極的にアプローチします。

時に大胆になることもあり、体の関係から始まることもあります。

もともと華やかで面倒見がよく、周囲からみると憧れの存在のため、自分から行動しなくても向こうからアプローチされることが多いでしょう。

帝旺の人は恋愛でも主導権を握りたいタイプで、基本的に平等精神でいるものの、つい相手を振り回してしまうことも。

いつも頑張っているので、オン・オフを切り替えて癒される恋を求めています

 

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帝旺の人の仕事運、適職は?

帝旺の人は、壮年期の働き盛りのエネルギーを帯びたカリスマ的存在です。

自分で道を切り拓く力と度胸を兼ね備えているほか、一国一城の主タイプのため自分の裁量で物事を決められる環境で力を発揮しやすくなります。

そのため起業家や経営者、プロスポーツ選手、またはフリーランスの仕事に適性があるでしょう。

枠組みの中で働くことはあまり向いていませんが、面倒見がよく自然と人に慕われる性格のため、組織のリーダーとして活躍する人も多いです。

また隣にサポートしてくれる人がいるとさらに力が出せます。

パワフルでトラブルにも臆せず柔軟に対応できるため、あらゆる職業で重宝されるでしょう。

ほか金融関係や税理士、不動産業関連などの仕事にも適性があります。

 

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帝旺の人の金運は?

帝旺の人は恵まれた金運を持っています。

稼ぐ力も優れているため、収入運はすこぶる安定しています。

ただ、帝旺には「浪費」と「名声」のキーワードがあり、自分にふさわしい一流のものを求める傾向があるため、出費がかさばる傾向があります。

しかし使うべきところで出し惜しみせずお金を使える豪胆な判断力も帝旺の人の魅力の1つ。

素晴らしい金銭感覚の持ち主でもあるので、本当に無駄な使い方はしません。

すべて自分を高め、人脈を作るための資金となるため、使えば使うほど運気が上がっていくでしょう。

また出ていった分はすぐに収入でカバーできます。

 

年柱、月柱、日柱、時柱…命式のどこに「帝旺」がある?

命式を確認し、十二運が年柱、月柱、日柱、時柱のどこにあるかによって、その特徴が変わっていきます。以下で詳しく見ていきましょう。

※生まれた時間が不明な場合は、「時柱」は表示されません。

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年柱の十二運に「帝旺」がある人の特徴は?

年柱親や目上の人との関係、幼少期の運勢を表します。

年柱の十二運に「帝旺」がある人は、親・家族から可愛がられてすくすく育ってきた方が多いでしょう。

生まれる環境に恵まれる傾向があり、裕福な家庭や財閥、名門家で育つ人も少なくありません。

そうした豊かな環境で育まれた健全な自信と、周囲から頼られるたものしさを兼ね備えています。

育ちの良さを感じる人が多く、生まれ持った家や祖先から良い恩恵を受けているでしょう。

ただ甘やかされすぎると尊大な性格になるので、厳しく育てられた方が心身ともに大きく成長できます。

月柱の十二運に「帝旺」がある人の特徴は?

月柱は、仕事面での性質、青年期の運勢を表します。

月柱の十二運に「帝旺」がある人は、強い意志の持ち主です。

若くして出世したり、成功を掴んだり名声を得る人も多く、パワフルに仕事に取り組む人が多いでしょう。

ただし、エネルギッシュな反面、自尊心が強く頑固なところがあり、上司や取引先と衝突することもあります。

しかしそうしたトラブルも成長の糧にできる人なので、困難や失敗があるほどより大きく成長をしていくでしょう。

適職はリーダーシップを発揮できる仕事

知略家な一面もあるので、弁護士や政治家、医師などが向いています。

日柱の十二運に「帝旺」がある人の特徴は?

日柱は、恋愛やプライベートな性質、中年期の運勢を表します。

日柱の十二運に「帝旺」がある人は、強運に恵まれた才気あふれるタイプ
名声と栄光を自ら引き寄せ、華やかな人生を歩む人が多いでしょう。

そのためプライドが高い人が多く、ワンマンになりがちです。

他人から指図されることが嫌いで、強引に物事を進めていく節があり、時には人々から敬遠されることも。

友人や恋人を犠牲にして仕事をとる人が多いため、プライベートは孤立する人もいるでしょう。

ただし根は愛情深いため、結婚をすると家族を愛し、大切に守ろうとします。

時柱の十二運に「帝旺」がある人の特徴は?

時柱子供や目下との関係、仕事での能力、晩年期の運勢を表します。

時柱の十二運に「帝旺」がある人は、老後まで衰えない強いパワーを持ったタイプ

年を重ねても第一線でバリバリ働いている人が多いでしょう。

老後もその勢いは衰えず、高い地位にまで登るつめる人もいます。

ただしパワフルさが裏目に出るとワンマンさが目立ち、周囲から孤立することも。

謙虚さや思いやりを覚えなかった場合、孤独な晩年を迎えることがあります。

家族運というより子供運には恵まれているため、子が事業を引き継いだり、さらなる発展へと繋げてくれそうです。

帝旺と通変星の組み合わせでみるあなたの強み

また、四柱推命の通変星との組み合わせを見ていくことで、さらに詳細にあなたの強みがわかります。

帝旺と10個の通変星との組み合わせを以下でそれぞれ解説します。

帝旺と比肩(ひけん)

帝旺と劫財(ごうざい)

帝旺と食神(しょくじん)

帝旺と傷官(しょうかん)

帝旺と正財(せいざい)

帝旺と偏財(へんざい)

帝旺と正官(せいかん)

帝旺と偏官(へんかん)

帝旺と偏印(へんいん)

帝旺と印綬(いんじゅ)

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帝旺と通変星「比肩(ひけん) 」の組み合わせ

帝旺と「比肩」は、常に若々しいエネルギーを生み出す組み合わせです。

正攻法で努力して物事に取り組むひたむきさと、目標達成に向けて突き進むストイックさを併せ持つ比肩に、強い意志と強運を兼ね備えた帝旺が加われば、どんなトラブルや困難も跳ね飛ばすフレッシュなパワーが生まれるでしょう。

周囲の評価を気にせず自分を信じることが成功につながります。

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帝旺と通変星「劫財(ごうざい) 」の組み合わせ

帝旺と「劫財」は、スマートに物事を成し遂げる組み合わせです。

大胆かつスピーディーに物事にあたる勝負師の劫財に、自己肯定感が高い帝旺の要素が加われば、どんなに高い目標でも自信を持って達成まで突き進むことができるでしょう。

また、どちらも高い向上心をもつ星なので、強い意志を持ってますます物事が進む傾向にあります。

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帝旺と通変星「食神(しょくじん) 」の組み合わせ

帝旺と「食神」は、コミュニケーション力が増す組み合わせです。

人に好かれる素質を持つ食神に、懐に入れた人に深い愛情を注いで大切にする帝旺の要素が加われば、より親しみが増し、社交性が高まるでしょう。

常に誰かが周りにいるような、愛される人生を送る人が多いです。

また、裕福な家庭やグルメな食生活に恵まれるのもこの組み合わせのタイプです。

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帝旺と通変星「傷官(しょうかん) 」の組み合わせ

帝旺と「傷官」は、細かいところまで仕事を完璧に仕上げる組み合わせです。

高い知能と鋭い感性を持つ傷官に、目標達成力をもつ帝旺の要素が加われば、

隅々まで目を配り仕事を仕上げる胆力と責任感が強まります。

ただし帝旺の高いプライド傷官の繊細な心が合わさるため、一度自尊心を傷つけられるとひどく落ち込む傾向があります。

\傷官の詳しい記事はこちら/

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帝旺と通変星「正財(せいざい) 」の組み合わせ

帝旺と「正財」は、物事を合理的かつ堅実に対応する組み合わせです。

公平で誠実、そして物事を合理的に進める現実的な正財に、高い能力と目標達成力を併せ持つ帝旺の要素が加われば、何事も真面目に取り組む面がさらに強くなるしょう。

また、どちらの星も金銭感覚に優れているため、より収支管理が整ってお金が貯まりやすいでしょう。

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帝旺と通変星「偏財(へんざい) 」の組み合わせ

帝旺と「偏財」は、優れた社交性で質の高い人脈を得る組み合わせです。

帝旺と偏財はどちらも社交性が高く、話し上手で人の心を掴むのが上手いところがあります。

帝旺は自信家なため無意識に尊大な態度がでることもありますが、空気を読むのが得意で人当たりが良い偏財の性質がうまくカバーしてくれます。

人脈を広げるだけでなく、そこから物質的な豊かさや成功を手に入れるでしょう。

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帝旺と通変星「正官(せいかん) 」の組み合わせ

帝旺と「正官」は、人々をまとめ導いていくリーダーシップに溢れた組み合わせです。

上品な振る舞いで世の中の襟を正してく、生徒会長のような毅然とした性質を持つ正官に、堂々として自信に溢れている帝旺の要素が加われば、穏やかながらも他者を圧倒する威厳が生まれます。

「この人についていきたい」と周囲に自然と思わせ、組織を率いる統率者となる人が多いでしょう。

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帝旺と通変星「偏官(へんかん) 」の組み合わせ

帝旺と「偏官」は、正しい判断で組織を成功に導く組み合わせです。

どちらもチームを取りまとめるのが得意なリーダータイプの星のうえ、周囲からの応援を力に変えられる偏官の性質と、実行力と判断力に優れた帝旺の性質が加われば、天才的な統率力が生まれます。

先頭に立って動けるポジションに就くことで飛躍的な活躍を見せることができるでしょう。

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帝旺と通変星「偏印(へんいん) 」の組み合わせ

帝旺と「偏印」は、ユニークな発想を具現化できる組み合わせです。

自由を愛し独特な個性を持つ偏印に、目標達成力を持つ帝旺の要素が加われば、奇抜なインスピレーションを現実化させる能力が強まります。

世界的ヒットとなる新商品を生み出したり、多くの投資家が注目するようなベンチャー企業を起ち上げる人もいるでしょう。

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帝旺と通変星「印綬(いんじゅ) 」の組み合わせ

帝旺と「印綬」は、バランスの取れた指導者組み合わせです。

豊かな知識を蓄え、人に物事を教えるのが得意な印綬に、人や組織を統率する能力に優れた帝旺の要素が加われば、親しみやすい柔らかさと、ついていきたくなるカリスマ性を兼ね備えたリーダーが生まれるでしょう。

ただ”先生”のように尊敬されることが多い反面、気安く話せる友人は少々見つけにくいかもしれません。

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【最後に】帝旺の人の運勢傾向

帝旺は「人生の最高潮期のエネルギー」を帯びているため、帝王のもとに生まれてきた人は類まれなる強運を持っています。

万事において成果が出やすく、たとえ失敗をしても挫けず挽回するバイタリティもあるため、運気が落ち込むことはそうそうないでしょう。

人々を導く立場になったり、自分の裁量で物事を進められる環境に身を置けば、大躍進します。

ただ強引に物事を進めてしまうところがあるので、謙虚さを忘れずにいれば、さらに運気は安定するでしょう。

仕事運だけでなく恋愛運にも恵まれており、理想の相手と結ばれるチャンスが数多く訪れます

 

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胎(たい) 養(よう)
長生(ちょうせい) 沐浴(もくよく)
冠帯(かんたい) 建禄(けんろく)
帝旺(ていおう) 衰(すい)
病(びょう) 死(し)
墓(ぼ) 絶(ぜつ)