目次
癸巳(みずのとみ)とは?
「癸」は「静かに降る雨」や「霧」などの柔らかな恵みの水を表す十干で、性質の意味としては「優しさ」や「穏やかさ」を示します。
対して「巳」は「動物の蛇」や「夏の始まり」を表す十二支で、性質の意味としては「情熱」や「探求心」を示します。
よって、「癸巳」は、夏の始まりの雨のような干支で、力強いエネルギーと純粋さを持ち合わせたイメージになります。
癸巳の人は、「優しさと情熱を兼ね備えた努力家」です。
「癸」も「巳」も内面の強さを表すため、一見涼やかに見えるギャップがミステリアスな魅力を醸し出しています。
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「癸巳」の人の性格や特徴は?
「癸巳」の人は、情熱を秘めた癒し系です。
自己主張はあまりしないので控えめな人に見えますが、その心の内には誰にも屈することのない強い意志の炎を宿しています。
一度決めたことは最後までやり切る粘り強さで、多くのことを成し遂げるでしょう。
一方で内面はピュアで優しく、周りの人の幸せを考えてあげられるような思いやり深さもみせます。
「癸巳」の人の内面性を慕う人も多く、他人からも優しさや助けを受けることが多いでしょう。
そんな「癸巳」の人は、非常に豊かな感性の持ち主でもあります。
クールに見えて感受性が強く、何気ない日常を感動的なポエムにしたためるほどの情緒深さと創造性をみせることもあります。
好奇心も旺盛で、気になったことはとことん突き詰めるような無邪気な探求心も「癸巳」の人の魅力です。
「癸巳」の性格や特徴①【穏やかさと激しさの二面性】
「癸巳」の人は一見クールで大人しそうに見えますが、内には激しい情熱を秘めています。
普段は穏やかで優しく、明るい日差しに降り注ぐ霧雨のように心地よさを感じさせる「癸巳」の人。
しかし、自分がいうべきだと思ったことはキッパリと告げる鋭さも持っています。
また、思い立ったら即行動という猪突猛進さもあり、この静と動のアンバランスさが他の人とは違う「癸巳」の人の魅力といえます。
「癸巳」の性格や特徴②【生まれながらのアーティスト】
「癸巳」の人は感性が豊かで、普通の人には考えつかない独自の視点と発想力で表現します。
冷静沈着に見えて感受性も鋭く、1つのことでいくつものことを情緒的に感じられる人です。
そんな豊かな感性を生かした「癸巳」の人のアイデア力は並外れたものがあり、子どものころから目を見張るほどのクリエイティブ性で周囲を驚かせていた人も少なくないでしょう。
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「癸巳」の性格や特徴③【粘り強い努力家】
「癸巳」の人は、ずば抜けた根性と忍耐力の持ち主です。
「巳」が象徴している蛇は、じっとりと獲物に巻き付くことから「執着」や「粘り強さ」を表します。
そんな「巳」を持つ「癸巳」の人は、一度「やる」と決めたことは、どんな困難にぶつかっても簡単には諦めません。
じっくり物事に向き合える辛抱強さと、思い立ったら即行動の瞬発力で、着実に成果をあげていきます。
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「癸巳」の女性が持つ特徴は?

「癸巳」の女性には、周囲を癒す穏やかさの裏に、綿密な計画性と力強さを持つという二面性がみられます。
温かく人を包み込み、どこか群れない涼やかさを感じさせる「癸巳」の女性。
外見も心の純粋さを表すように、あどけなさを感じる人が多いでしょう。
しかしその内面は決して幼くなく、必ず目標を達成させようとするしたたかな強さすら感じられます。
自分の理想を叶えるために抜かりなく計画を立て、学んだ知識や豊かな感性から生まれるアイデア力を武器に突き進んでいきます。
「癸巳」の男性が持つ特徴は?
「癸巳」の男性には、目標達成率が高く、頼もしい人という特徴がみられます。
持ち前の知性と創造力、そして粘り強さをもってゴールに向かって努力を積み重ねていく「癸巳」の男性。
難しい問題に直面しても決して投げ出さず、地道に努力を続ける姿には、誰もが頼もしさを覚えるはず。
また、コミュニケーション能力が高く、1人1人を大切にしていることが伝わる優しさに、多くの人が親しみを感じるでしょう。
裏表がなく、媚びを売ったり調子のいいことを言ってごまかすことは決してないので、その点においても非常に信頼できる人物といえます。
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「癸巳」の人の恋愛傾向は?
恵みの雨のような慈愛精神を持つ「癸巳」の人は、恋愛でも深い愛情を相手に捧げます。
「癸巳」の人はとくに身内を大切にする人なので、好きな人に対してはいっそう優しい気持ちで接します。
両想いになってからもパートナーへの気遣いや慈しみに手を抜くことはなく、関係を長続きさせるための努力を怠りません。
ただ、相手への愛が深い分、視野が狭くなって思い込みが激しくなってしまうことも。
一方的な束縛に走らないよう、時々ふかん的な視点で2人の関係を見直しましょう。
男女ともにモテますが、どちらかというと女性の方が告白されたらまず付き合ってみるという気軽さがあります。
また相手と深く愛し合うものの、終始ベッタリだと気疲れするタイプなので、ある程度自立心があるパートナーだと相性が良いでしょう。
「癸巳」の人の結婚傾向は?
「癸巳」の人は、早婚派と晩婚派にくっきり分かれる傾向があります。
とくに男性は気持ちが恋愛モードに入らないとなかなか結婚を意識することがないうえ、結婚に対して優柔不断になりがちです。
「もしかしたら後でもっといい人が…」「今結婚すると生活リズムが崩れる」などとグルグル考えてしまうのが「癸巳」の男性の最大の特徴。
しかし、実は結婚すると金運がアップする傾向があるため、結婚を決断した方が運気が改善されます。
ただ、男女ともに自我が強い部分があるため、結婚後に配偶者と衝突するなど一波乱起きやすい運の持ち主でもあります。
しかしめげずに添い遂げると運気が上がり、晩年まで穏やかに過ごすことができます。
「癸巳」の人の仕事運・適職は?
「癸巳」の人は、多岐にわたる仕事がある総合職や総務といった職種よりも、1つのことを突き詰めていく専門性の高い仕事に適性があります。
探求心も強く、結果が出るまで諦めない根性もあるので、研究職や開発業務などで大いに才能を発揮できるでしょう。
また、持ち前の豊かな感性や創造性を活かせる、作家や音楽家といったクリエイティブな仕事でも活躍できます。
計算高い一面もあるため、収入の不安定なクリエイティブな仕事は副業とし、手堅い職を本職としている人も多いでしょう。
実直に実績を積み上げていくので、いずれの仕事を選んでも人並み以上の成果をあげて活躍できるでしょう。
「癸巳」の人の金運は?
「癸巳」の人は、非常に強い財運の持ち主です。
「巳(蛇)」は古来より金運の神様の化身として崇められてきた神聖な動物。
日本だけでなく海外でも神の使いとして大切にされています。
そのため裕福な家庭で育ったり、高収入の仕事に就いたりと、不思議とお金と縁深い人生を歩んでいる人が多いでしょう。
才能豊かで自ら稼ぐ力もあり、お金の方から寄ってくる運の持ち主なので、経済面で困窮することはほぼありません。
ただ、物事にじっくり向き合っていく性質のため、成功を収めるまでは下積み時代を経験する人もいます。
「癸巳」の人は計画性があるため、投資などの資産運用を勉強すれば、さらに財運が高まるでしょう。
「癸巳」の人との相性の良い六十干支は?
癸巳 × 戊申(つちのえさる) |
癸巳 × 癸酉(みずのととり) |
癸巳 × 戊辰(つちのえたつ) |
\四柱推命であの人との相性は?/
「癸巳」と「戊申(つちのえさる)」の相性は?
「癸巳」と「戊申」は、長所を高めてくれるベストパートナーの組み合わせです。
「癸巳」と「戊申」は天地徳合と呼ばれる最高の相性。
どちらも純粋かつ優しい性格で、豊かな感性を持っています。
感情の動き方が似ているため、楽しいことも悲しいことも共有でき、居心地のいい関係が築けるでしょう。
また、包容力のある「戊申」が感覚で動く「癸巳」を受け止めうまくサポートしたり、優れた分析力で「癸巳」の言語化できない感性を形にしてくれます。
「癸巳」と「癸酉(みずのととり)」の相性は?
「癸巳」と「癸酉」は、一体感を感じる相棒のような組み合わせです。
「癸」の性質を持つ「癸巳」と「癸酉」はどちらも思いやり深い性格のため、一緒にいると穏やかさと心地よさに包まれ、まるで自分がもう1人いるような感覚を覚えるはず。
また、感性が近く、お互いの特性を生かした抜群の協力体制が築けるでしょう。
「癸巳」と「戊辰(つちのえたつ)」の相性は?
「癸巳」と「戊辰」は、活力が増す組み合わせです。
「癸巳」と「戊辰」はどちらも明るい性格で、興味のあることに一直線なタイプ。
初対面から意気投合しやすいでしょう。
また、豊かな能力や感性を持ちつつもリスクに弱く物事を諦めがちな「癸巳」を、粘り強い「戊辰」が励まし、計画を軌道にのせてくれるでしょう。
「癸巳」の人との相性のあまり良くない六十干支は?
癸巳 × 癸亥(みずのとい) |
癸巳 × 戊子(つちのえね) |
癸巳 × 乙亥(きのとい) |
\四柱推命で占うあの人との相性/
「癸巳」と「癸亥(みずのとい)」の相性は?
「癸巳」と「癸亥」は、ペースが合わない組み合わせです。
「癸巳」は穏やかで落ち着きがあるタイプなのに対し、「癸亥」は目標に向かって全速力で突き走るパワフルなタイプ。
どちらも「癸」の性質を持ち学び好きなのですが、根本的なペースや物事への取り組み方が合わないため、足並みをそろえることが難しいでしょう。
「癸巳」と「戊子(つちのえね)」の相性は?
「癸巳」と「戊子」は、考え方が合わない組み合わせです。
「癸巳」は思いやり深い性格なのに対し、「戊子」は優しいものの基本的には独立独歩なタイプ。
群れることを好まないので、「癸巳」はどうしていいかわからずハラハラすることも。
頑張り屋なので根気強く「戊子」に向き合いますが、疲弊しやすいでしょう。
「癸巳」と「乙亥(きのとい)」の相性は?
「癸巳」と「乙亥」は、衝突しやすい組み合わせです。
「癸巳」は優しい癒し系タイプですが、意外に芯が強いところがあります。
対して「乙亥」も多少強引になっても自分の理想を貫きたいタイプのため、一度意見が分かれると折り合いをつけるのが難しいでしょう。
また「癸巳」はふわふわとしたミステリアスなタイプで、「乙亥」はリーダーシップのある優等生タイプと、噛み合いにくいところがあるでしょう。
「癸巳」が命式にある著名人
北村 一輝 窪田 正孝 坂本 冬美 佐々木 希 玉置 浩二 堀江 貴文 |
【まとめ】「癸巳」の人は、こんな人!
・心の内に情熱を秘めた穏やかな癒し系タイプ
・一見クールに見えるが愛情深く、人の幸せを自分の幸せに感じられる
・非常に粘り強く、目標達成まで地道に努力を積み重ねていく頑張り屋
・感性が豊かな生まれながらのアーティスト
・探求心が強く、興味が向いたことはとことん突き詰めるタイプ
・好奇心旺盛で、思い立ったら即行動する瞬発力がある
・恋愛ではパートナーに深い愛情を捧げる
・結婚後は波乱を迎えやすいが、関係維持に努めると運気がアップする
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甲(きのえ) | 乙(きのと) | |
丙(ひのえ) | 丁(ひのと) | |
庚(かのえ) | 辛(かのと) | |
戊(つちのえ) | 己(つちのと) | |
壬(みずのえ) | 癸(みずのと) |