目次
四柱推命・五行「火(ひ)」の特徴は?
四柱推命の五行「火」は、字の通り太陽やたき火、燃え盛る炎など「火」を表します。
「火」はその熱くほとばしる赤々とした様から、「情熱的」「エネルギッシュ」「苛烈さ」そして「行動力」といった性質があります。
周りに流されない強さがあり、1人でも目標を達成させられるようなたくましさと根性を兼ね備えています。
また、人柄は明るく、裏表のない真っすぐな性格をしています。
多少カッとなりやすいところはありますが、負の感情を引きずったり根に持ったりすることはありません。
季節で表すと、四柱推命の五行「火」は「夏」にあたり、五徳(儒教における5つの徳目)で表すと礼節の「礼」、五情(人間の5つの感情)で表すと「楽」にあたります。
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四柱推命・五行「火(ひ)」の性格は?
四柱推命では、命式の五行をみることで、性格がわかります。
五行の「火」の影響を特に強く受けるのは、日干(生まれた日の「十干」)が「丙」か「丁」かつ、日支(生まれた日の「十二支」)もしくは月支(生まれた月の「十二支」)に「午(うま)」か「巳(み)」がある人です。
四柱推命の五行「火」を持つ人は、楽しいことが大好きで常にポジティブマインドな活動家です。
とても明るい性格で、一緒にいる人の気持ちも明るくさせてくれます。
みんなの盛り上げ役として人気を得るタイプです。
内に秘めた情熱を活力にして、目標に向かってひたむきに進んでいくアクティブさが長所の1つ。
じっとしていられないほどパワフルですが、自分勝手な行動はしません。
聡明で先を見通す知恵があり、しっかりと周りを見て、状況に応じた判断を下すことができます。
しかし、ときにやる気が溢れすぎて突っ走ってしまうこともあるかもしれません。
烈火のごとく、たまに感情的になることもありますが、気持ちを引きずることがないのであと腐れがありません。
四柱推命・五行「火(ひ)」の恋愛傾向は?
四柱推命の五行「火」を持つ人は、情熱的な恋愛を好むタイプです。
ドラマのようなときめく出会いや、ロマンティックな展開を夢見ています。
そのため一目ぼれも珍しくなく、「火」を持つ人自身明るくモテるタイプなので、恋多き人生を送る傾向があります。
自分の気持ちを臆することなくストレートに表現するタイプで、好きな人ができたら真っすぐに愛情を伝えて積極的にアプローチします。
ただ、その分「好き」という気持ちが大きくなりすぎると押しが強くなってしまうことも。
自分からガンガンいっているように見えますが、実は「愛されたい」気持ちが人一倍強いタイプでもあります。
好きな人にはどんな小さなことも話してほしいと思っており、惚れた相手には弱い一面があります。
四柱推命・五行「火(ひ)」の結婚運は?
四柱推命の五行「火」を持つ人が求める結婚像は、愛する人と家族を作り、賑やかに暮らすこと。
「火」を持つ人は寂しがり屋な人が多く、いつも誰かにそばにいてほしい、愛されたいという願いを抱えています。
そのため、独立心が高いタイプに見えて実は結婚に向いているタイプといえます。
信頼できるパートナーと愛し愛される関係を育むことができれば、安定した結婚生活を送ることができるでしょう。
基本的に自分が好きになった相手と結婚する傾向がありますが、相手との相性やお互いの家のことなど多くの事を慎重に判断するため、恋人がいても結婚を決断するには少し時間がかかります。
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四柱推命・五行「火(ひ)」の仕事運・適職は?
目標に向かってひた走る情熱的な「火」を持つ人は、契約件数や売上金額など、目標値がわかりやすい仕事ほど燃えるタイプです。
また、先見の明があるため、自分の裁量で進められる仕事だとやりたいことができて伸び伸びと働けるでしょう。
そのため営業職やフリーランスの仕事などがおすすめです。
そのほか、持ち前の明るさや華やかさ、求心力を生かしてアーティストやタレントなど芸能界で活躍する人もいます。
周りのことをよく見ていて気遣いもバッチリなので、人前に立つ仕事は天職といえるでしょう。
ただ、仕事への情熱が過ぎると、うまくいかなかった時に高まった気持ちをうまく発散できず噴火してしまう事もあるので、相談できる身近な相手を作っておくとよいでしょう。
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四柱推命・五行「火(ひ)」の金運は?

四柱推命の五行「火」を持つ人は、そこそこの金運の持ち主です。
知性、行動力、感性、柔軟性、どれをとっても一級のレベルのため、稼ぐ力は十二分に備わっています。
そのため良い仕事に恵まれれば、収入に困ることはないでしょう。
ただ、自分にかけるお金は惜しまないタイプなので、身の回りのものを高品質のもので揃えたり、資格勉強をしたりと自己投資に大金を投じてあまり手元に残りません。
「欲しい」と思ったらすぐに使ってしまうため、長期的な貯蓄も向いていません。
ただ、ノルマのあるタスクは好きなため、短期集中型の効率のいい貯蓄なら向いています。
四柱推命・五行「火(ひ)」の健康運は?
四柱推命の五行の「火」は、心臓・小腸・血液に対応するとされています。
つまり、血の循環とのつながりが深いといえます。
そのため、普段の食事から鉄分やミネラルを意識して摂るようにすると、体のめぐりが良くなり、体調が整いやすくなります。
サラサラの血には十分な水分も必要なため、できれば1日2リットル、最低でも1リットルは摂るように心がけましょう。
また、情熱的な性格ゆえに、感情的になると血圧が上昇したり、精神的に不安定になったりしやすい一面があります。
感情のコントロールも健康につながりますので、冷静に対処するようにしましょう。
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火の陽タイプ「丙(ひのえ)」の性格は?
火の陽タイプの「丙」の人は、太陽のように明るさと無垢さで周囲を照らす人気者タイプです。
常に活力に溢れ、自分のやりたいことに全力投球のイメージです。
そんな「丙」の人のがむしゃらな姿を見ているだけで、周りの人も活力が湧いてくるでしょう。
求心力とバイタリティでみんなの先頭を走ることが多い「丙」の人ですが、前ばかり見ているとついていけなくなる人もでてくるでしょう。
少し突っ走りすぎるところもあるため、時に立ち止まって後ろを振り返るようにすると良いリーダーとなれるはず。
ただ、熱しやすい分、冷めやすく持久力に乏しいところがあります。
火の陰タイプ「丁(ひのと)」の性格は?
火の陰タイプの「丁」の人は、心の内に情熱を秘めた、鋭い感性の持ち主です。
静かにろうそくの火のように繊細です。
小さな灯火を絶やさないよう神経を尖らせ、感覚が鋭い傾向があります。
心の中で描いた豊かなアイデアを、文章や作品などにして表現をするのが得意。
人知れずコツコツとやりたいことを続けて、いつの間にか大きなことを成し遂げていた、なんて人もいるでしょう。
ただ、気持ちを内に押し込みがちなため、時に感情が溢れて爆発してしまうことも。
創作などで思いを外に発露していくことで、うまくバランスを保てるでしょう。
木と他の五行の相性を解説!
五行は、木(もく)・火(か)・土(ど)・金(ごん)・水(すい)の5つの要素から成り立っています。
それぞれの五行には独自の性質があり、組み合わせによって、互いに「助け合う関係(相生)」や「ぶつかりやすい関係(相剋)」に変化していきます。
以下では、木と他の五行との相性について解説していきます。
●「火」と「木」の相性は?
「火」と「木」は、刺激し合って成長する組み合わせです。
「木生火」といい、木が燃えて火を生む相生の関係です。
高みを目指して真っすぐ突き進んでいく「木」の向上心に刺激され、一緒にいると「火」も挑戦していきます。
どちらも目標に向かって突き進む行動派のため、同じ目標を持てば、励まし合いながら進んでいく頼もしいパートナーになれるでしょう。
\四柱推命であの人との相性は?/
●「火」と「火」の相性は?
「火」と「火」は、良いも悪いも勢いのある組み合わせです。
同じ五行の性質を持つ、「比和」の関係です。
理想に向かって突き進む情熱家同士なので、パワーが合わされば1人では無理な壮大なことも成し遂げられるでしょう。
一方で熱い気持ちを持っているゆえに、一度衝突すると苛烈に反発してしまうことも。
ただ大喧嘩をしても翌日にはケロッとして仲良くしている者同士でもあります。
●「火」と「土」の相性は?
「火」と「土」は、長所を生かし合える組み合わせです。
「火生土」といい、火が燃えて灰が土に還り新たな土が生まれる相生の関係です。
瞬発力のある「火」が先陣を切り、着実に物事を進める「土」が土台を固めながらフォローする関係になります。
ただ「土」の影響が強くなると動きが鈍く、意固地になるなど柔軟性が失われる傾向があります。
●「火」と「金」の相性は?
「木」と「金」は、切磋琢磨し良きライバルになれる組み合わせです。
「火剋金」といい、火が金を溶かす相克の関係です。
一見、「火」が「金」を食う関係に見えますが、お互いの行き過ぎる部分を抑えて良さを磨く役割を果たします。
「金」の鋭さとストイックさ、「火」の情熱やスピード感はお互いにいい刺激となり、己の足りないところを見直すきっかけになります。
競争する関係になると激しくぶつかってしまいますが、高め合える相手ともいえるでしょう。
●「火」と「水」の相性は?
「火」と「水」は、良き助言者となる組み合わせです。
「水剋火」といい、「水」が「火」を消す相克の関係です。
「火」が熱くなりすぎた時に「水」が冷静さを促すため、スムーズに物事を進めていくことができます。
いつも落ち着いている「水」も、「火」からここぞという時に大胆に動くことの大切さを学べるでしょう。
相反する性質ゆえペースが乱されることがありますが、程よい距離感を保つことでいい関係を育むことができます。
命式に「火」が多い場合、ない場合の特徴は?
命式に「火」が多い場合、意思が強固になり、思い込みによるケアレスミスが目立つようになります。
また自己顕示欲が強まって喜怒哀楽が激しくなったり荒っぽくなったりなど、激しさが顔を出すことも。
命式に「火」が少ない場合は、意思が薄弱気味になり、決断力が乏しくなります。
また、自信のなさからひねくれたり、打算的に動く面が強くなります。
【まとめ】火の人はこんな人!
・明るく、楽しいことが大好きな活動家
・常にポジティブマインドで、一緒にいる人も明るい気持ちにさせる
・内に秘めた情熱を活力にして、目標にひたむきに進んでいく
・エネルギッシュでじっとしていられない性分
・聡明で頭の回転が早く、状況に応じた判断ができる
・ときにカッとなったり周りを振り回すが、あと腐れのないさっぱりしたタイプ
・ドラマのようなときめく出会いや、ロマンティックな展開を夢見る情熱家
・目標やノルマが分かりやすい仕事ほど燃えるタイプ
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甲(きのえ) | 乙(きのと) | |
丙(ひのえ) | 丁(ひのと) | |
庚(かのえ) | 辛(かのと) | |
戊(つちのえ) | 己(つちのと) | |
壬(みずのえ) | 癸(みずのと) |