目次
四柱推命・五行「金(きん)」の特徴は?
五行「金」は、字の通り、金属や宝石などの貴金属や鉱物を表します。
「金」の気質の特徴は切れ味の鋭さとパワフルさです。
意識が高く、高い理想や理念をもってスパッと合理的に物事を進めます。
竹を割ったようなサバサバした気質の人が多く、一時的に感情的になっても後に引くことはありません。
とてもエネルギッシュで行動力がありますが、固い金属のように柔軟性にかけ、頑固になることがあります。
季節で表すと、四柱推命の五行「金」は「秋」にあたります。
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四柱推命・五行「金(きん)」の性格は?
四柱推命では、命式の五行をみることで、性格がわかります。
五行の「金」の影響を特に強く受けるのは、日干(生まれた日の「十干」)が「庚」か「辛」かつ、日支(生まれた日の「十二支」)もしくは月支(生まれた月の「十二支」)に「申」か「酉」がある人です。
「金」の性質を持つ人は、正義感の強い働き者です。
「金」の人は鋼のように強い意志を持ち、自分がこうと決めたら真っすぐにその信念を貫きます。
また、向上心が高く、研磨して光り輝く宝石になるように、妥協することなく自分の能力を磨き続ける努力の天才でもあります。
行動力だけでなく知性とセンスを兼ね備えた、才能あふれる人でもあります。
また、正義感が強く、間違ったことが許せない義理高い一面があります。
自他ともに厳しく、ストイックなところがあるため近寄りがたい印象を与えることもありますが、そうした一本気な性格が周囲からの厚い信頼を集めます。
ただ、こだわりが強すぎて周囲との軋轢が生まれたり、正直すぎて世渡りがうまくいかないなど、交流範囲がやや狭くなる傾向があります。
四柱推命・五行「金(きん)」の恋愛傾向は?
「金」の性質を持つ人は、知的で落ち着いた愛情を育んでいくタイプです。
衝動的に恋愛を始めることはなく、相手のことをしっかりと分析をしてから少しずつ関係を深めていきます。
スキンシップや言葉などの直接的な愛情表現は少し苦手ですが、一度好きになった人は一途に愛し抜きます。
そのため、1人の人とじっくり長く付き合ったり、一度お付き合いをしたら結婚まで進む人が多いでしょう。
スマートな交際を好むため、恋愛感情に溺れることはありません。
物理的にも心情的にも、相手と適度な距離感を保ち、良好な関係を築いていきます。
一方で理想が高いゆえに、傷つきやすい一面があります。
また、相手に不満を感じると一気に冷めて即日別れを切り出す、なんてこともあるでしょう。
四柱推命・五行「金(きん)」の結婚運は?
「金」の性質を持つ人は、心から愛するパートナーと二人三脚で人生を切り拓いていくタイプです。
結婚後も仕事や夢を諦めず、自分の目標に向かって変わらずチャレンジし続けるため、逆に結婚を境に自分のやりたいことを叶えたり、自由な暮らしを実現させたりする人が多いでしょう。
深い愛情をもってパートナーと子どもを大切にし、理想的な結婚生活を送る努力を怠りません。
ただ、ストイックな一面や強引さが出ると家族から不興を買うのでほどほどにしましょう。
結婚式は長年の夢や理想を形にした、おしゃれな結婚式を挙げる傾向があります。
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四柱推命・五行「金(きん)」の仕事運・適職は?
「金」の性質を持つ人は、持ち前の審美眼や高い知性が生かせる仕事で活躍します。
「金」や「鉱物=固いもの」と縁が深いので、航空機や造船業といった大きな金属から、半導体などの小さな金属まで、金属を扱うのが上手です。
そのほか、銀行や証券会社などの経済や金融に関わる仕事や、宝飾店や鑑定士など貴金属や宝石を扱う仕事に適性があります。
また、豊かなセンスを生かせる古美術関係で華やかな活躍をする人もいるでしょう。
また、もう1つの強みは、負けず嫌いで向上心が強いこと。
ちょっとやそっとではへこたれず、目標が高いほど燃える性分のため、高度な技術や知識が必要とされる難易度の高い仕事でこそ強く輝けるでしょう。
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四柱推命・五行「金(きん)」の金運は?

「金」の性質を持つ人は、手堅い金運の持ち主です。
「金」の文字通り、お金と縁が深い傾向があります。
仕事好きの働き者が多く、高い収入を得やすい傾向があります。
また、給与額は目に見える成果の1つのため、稼ぐことに積極的な人が多いということも安定した金運に繋がっています。
パワフルな人が多いので、副業を掛け持ちをして稼いでいる人もいるでしょう。
真面目な性格なので宝くじや株などのリスクのあるギャンブルには興味がなく、不動産や貴金属など確実に形に残る資産を作ったり、安定した資産の運用をしたりする手堅さでコツコツと財を築いていきます。
四柱推命・五行「金(きん)」の健康運は?
「金」の性質を持つ人は、働き者が過ぎて一定のレベルを超えるとすべてのやる気を失い、無気力になる危険性をはらんでいます。
真面目でプライドが高い分、ストレス過多になったり、理想の道を歩めていなかったりすると、世の中すべてを拒絶して元気がなくなることも。
高みを目指し続けることは素敵ですが、あまり自分を追い込みすぎないようにしましょう。
また、気づかぬうちに身体を動かしすぎる傾向があります。
思っている以上に疲弊していることがよくあるので、自分の体を労わるように常日頃から意識してください。
スポーツのやりすぎにも注意です。
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金の陽タイプ「庚(かのえ)」の性格は?
金の陽タイプの「庚」を命式に持つ人は、強靭な精神力とパワフルな行動力を持つ人です。
自然界に例えると鉄などの鉱物のイメージで、頑丈な刀のように強い意志と不屈の精神を持っています。
一度決めたことはどんな逆境に立たされても諦めず最後までやり遂げます。
瞬発力があり、状況を瞬時に把握してスピーディーに行動できるのも「庚」の人の特徴の1つ。
素早さとたくましい行動力で理想を実現していきます。
一方で、真っすぐなあまり、鋭い刃物のような一言で相手を傷つけてしまうことがあります。
また、短気なところがあり、すぐにカッとなって周囲と対立しないように気を付けましょう。
金の陰タイプ「辛(かのと)」の性格は?
金の陰タイプの「辛」を命式に持つ人は、高潔な美しさと感性を持つ人です。
自然界に例えると砂金や貴金属のイメージで、美しい宝石のように高い美意識と豊かなセンスに恵まれており、独特な感性で物事を表現したり、何かを作り上げることが得意です。
また自己研磨を怠らず、自分の理想に向かって努力を重ねていきます。
ただ価値が高い鉱物であることから、高潔でプライドが高いところがあります。
積極的に前に出るタイプではないので控えめな性格に見られがちですが、自尊心は人一倍強く、それゆえにデリケートで傷つきやすい一面もあります。
金と他の五行の相性を解説
五行は、木(もく)・火(か)・土(ど)・金(ごん)・水(すい)の5つの要素から成り立っています。
それぞれの五行には独自の性質があり、組み合わせによって、互いに「助け合う関係(相生)」や「ぶつかりやすい関係(相剋)」に変化していきます。
以下では、金と他の五行との相性について解説していきます。
●「金」と「木」の相性は?
「金」と「木」は、ブラッシュアップして成長を促す組み合わせです。
「金剋木」と言い、金物が木を切る相剋の関係です。
「金」の力が強すぎると「木」の良さまで押さえてしまうことがありますが、程よい距離感を掴むことで、剪定をするように余分なものを排除して良い部分を伸ばす手助けをしてくれます。
さらに、「金」が見守る柔らかさを持つことでよりよい関係が築けるでしょう。
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●「金」と「火」の相性は?
「金」と「火」は、お互いが良い刺激となって成長できる組み合わせです。
「火剋金」と言い、火が金属を溶かす相剋の関係です。
「火」によって「金」が鍛えられ強靭な刀となるように、「火」との接触が良い刺激となり、「金」の向上心に火がついてより高みを目指して成長できる機会となるでしょう。
ただ、「火」の苛烈さが強くなると「金」の自尊心が傷つき持ち味が生かせないので、程よい距離感とバランスを保つことが大切です。
●「金」と「土」の相性は?
「金」と「土」は、能力をのびのびと発揮しやすい組み合わせです。
「土生金」と言い、土を掘って金を得る相生の関係です。
土の中で金属が育まれるように、包容力のある「土」の存在があると「金」は安心して全力を出すことができます。
また、「土」も高みを目指す「金」のサポートをすることでやりがいと喜びを感じられるでしょう。
●「金」と「金」の相性は?
「金」と「金」は、成長を促し合う良きライバルとなれる組み合わせです。
同じ五行の性質を持ち、性質が高まる比和の関係です。
「金」の持つ豊かな感受性や独特な感性を共有できるよき理解者となれるでしょう。
「金」は負けず嫌いなため、同じ才能を持つ「金」の相手と競い合うこともありますが、お互いの才能を素直に認めあうことで、切磋琢磨できる好敵手としてよい関係を築いていけます。
●「金」と「水」の相性は?
「金」と「水」は、補い合って成長を助け合う組み合わせです。
「金生水」と言い、金属の表面に水が生じる相生の関係です。
「水」は、「金」の持ち味である豊かな感性を伸ばす、インスピレーションを与えてくれる存在です。
「金」も、持ち前の向上心と行動力で「水」の知的好奇心や自由な発想力を引き延ばします。
お互いの存在がよい刺激となり、才能を伸ばすきっかけを与えるでしょう。
命式に「金」が多い場合、ない場合の特徴は?
命式に「金」が多い場合、行動力や判断力が増し、男性的な気質が強くなります。
一方で支配力が強まり、頑固さや強引さが出て周囲と衝突しやすくなることも。
そのため、高い理想を叶える力はありますが、人間関係で苦労する人が多くなるといえます。
命式に「金」が少ない場合は、自信が欠けるため優柔不断になります。
ただ周りを見て自分を変える柔軟性が生まれるため、コミュニケーション能力が高まります。
馬力は弱くなりますが、その分チームワーク力で目標を達成していきます。
【まとめ】金の人はこんな人!
・鋼のように強い意志を持ち、一度決めたことは最後まで貫き通す
・妥協することなく自分の能力を磨き続ける努力の天才
・正義感が強く、間違ったことが許せない
・自他ともに厳しく、ストイックで少々近寄りがたい印象がある
・強すぎるこだわりや正直すぎる性格で交流範囲が狭まりがち
・周りに流されない一本気な性格で信頼を集めやすい
・知的で落ち着いた愛情を育んでいくタイプ
・愛情表現は苦手だが、一度好きになった人は一途に愛し抜く
・確実に形残る資産を築く、手堅い金運の持ち主
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甲(きのえ) | 乙(きのと) | |
丙(ひのえ) | 丁(ひのと) | |
庚(かのえ) | 辛(かのと) | |
戊(つちのえ) | 己(つちのと) | |
壬(みずのえ) | 癸(みずのと) |