目次
庚申(かのえさる)とは?

庚申は、「稲妻のごとく自分の道を切り拓き進む」という意味があります。
「庚」は「刃物」や「鉄」、「宝石の原石」などの金属を表す十干で、性質の意味としては「鋭さ」や「強靭さ」、また研磨して切れ味鋭い刃物やきらめく宝石になることから、「内に秘めた輝き」を示します。
「申」は「動物の猿」や「秋の始まり」を表す十二支で、性質の意味としては「器用さや臨機応変さ」を示します。
よって、両方の性質を組み合わせた「庚申」は、秋の始まりの刀・鉄のように前向きな強い意志でさまざまな可能性に飛び込んでいくメージを持ちます。
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「庚申」の人の性格や特徴は?

「庚申」の人は、秋の始まりに轟く稲妻のように苛烈で、強い意志をもって自分の道を切り拓くチャレンジャーです。
さまざまなものに広く目を向け、未知の分野にも臆せず果敢に飛び込んでいきます。
いつも前向きで明るく、パワフルな「庚申」の人の姿に勇気づけられる人も多いでしょう。
馬車馬のように突き進むだけでなく、堅実に物事を進めていく努力家な一面もあります。
粘り強く、また頭の回転が早いので臨機応変に対処できるのも「庚申」の人の長所の1つ。
逆境やピンチにこそ本領を発揮する、頼もしいタイプといえるでしょう。
刀のような鋭い雰囲気をまとっているため、一見クールに見えますが、実は熱い正義感の持ち主で人のために行動できる熱い人です。
「庚申」の性格や特徴①【勇猛果敢なチャレンジャー】
「庚申」の人は、自分の可能性を自分の手で広げていく勇猛果敢なチャレンジャータイプです。
限界を設けることを嫌い、どこまでも高みを目指し続ける向上心の強い人。
「これがしたい!」と思ったら、誰も経験したことのない未知の分野にも恐れず飛び込んでいきます。
一方で腰を据えて物事に取り組む実直なところがあり、始めたことは最後までしっかりやり遂げます。
「庚申」の性格や特徴②【ピンチに強い】
「庚申」の人は、窮地に追い込まれてこそ真価を発揮する、すごい底力の持ち主です。
イレギュラーが発生したら、広い視野と柔軟な思考で臨機応変に対応します。
また、困難なことにもコツコツと取り組み、最後までやり遂げる粘り強さもあります。
さらに決断力もあるため、ピンチを打開する大胆な策を恐れずに選び取ることができます。
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「庚申」の性格や特徴③【クールな知性派】
「庚申」の人は、合理的な考えが得意な頭脳派タイプです。
スマートなタイプが多いのが「庚申」の人。
時にシャープな切り口で物事を捉え、周りを驚かせることもあるでしょう。
普段は正義感に熱く感情豊かなタイプですが、ここぞという時は情に流されず結果や利益を優先するところがあるため、クールな人と思われがちです。
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「庚申」の女性が持つ特徴は?

「庚申」の女性には、凛とした強さを持つ感受性の強いタイプという特徴がみられます。
鋼の意思を持ち、目標に向かって真っすぐ進む「庚申」の女性の堂々とした姿に、憧れを抱く人は少なくありません。
サバサバとした明るい性格の一方、困っている人を見かけたら放っておけない情の深い一面も、人を惹きつける魅力の1つです。
ただ、強さの裏には繊細な部分があり、揺れ動きやすい気持ちに悩むことも。
身体的には、クールに見えて人懐っこさを感じる、可愛らしい顔立ちの人が多い傾向があります。
活発なためパンツスタイルなどマニッシュなスタイルを楽しんでいる人が多いでしょう。
「庚申」の男性が持つ特徴は?
「庚申」の男性には、頭脳とバイタリティでみんなをまとめ上げるリーダータイプという特徴がみられます。
高い知性を持ち、奢らずひたむきに自己磨きを続ける、向上心の強い「庚申」の男性。
クールな雰囲気とは裏腹に、愛嬌のある優しい人柄で人々を惹きつけます。
物事に力強く進んでいくたくましさもあり、多くの人から頼りにされるでしょう。
身体的には、引き締まった筋肉に恵まれたスポーツマンタイプが多い傾向があります。
キリっとした涼やかな目元に、愛嬌が滲む顔立ちの人が多く、初対面では一歩引かれても、仲良くなれば愛されるようなタイプが多いでしょう。
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「庚申」の人の恋愛傾向は?
「庚申」の人は、快活で情に厚いリーダータイプなので、男女問わずモテます。
クールに見えて笑うとかわいい…そんな天然のギャップに虜になる人は少なくないはず。
そんな「庚申」の人は、恋愛においては情熱的なタイプ。
好きな人ができたら積極的にアプローチし、愛情を臆することなくストレートに表現します。
時間を無駄にしないタイプなので、デートは事前にきっちり計画を立ててから挑みます。
デートのプランニングを一緒にワイワイとできる相手だと、楽しいお付き合いができそうです。
向上心が強いため、パートナーに甘えたり、頼ったりすることにためらいを感じるところがあります。
困っていても頼ってくれないことにパートナーがやきもきすることもあるので、少しずつ弱い面も見せられるようになると信頼が深まるでしょう。

「庚申」の人の結婚傾向は?
理想の高い「庚申」の人は、結婚相手の見極めに時間がかかり、男女ともに晩婚になる傾向があります。
ただ、「庚申」の人は納得できない相手だとうまくいかないため、婚期よりも相手選びに時間をかけた方がよいでしょう。
外見やスペックよりも性格や価値観など中身の相性を重点的にチェックしましょう。
心から信頼できる人と結婚できれば、結婚生活が安定します。
円満な夫婦関係を維持するコツは、弱さや甘えを素直に見せること。
結婚後も一線を画すような態度を取ると相手に愛想をつかれてしまう恐れがあるので気をつけましょう。

「庚申」の人の仕事運・適職は?
「庚申」の人は、持ち前のバイタリティと頭脳で人生を切り拓いていく運の持ち主です。
行動力だけでなく面倒見もいいので、組織のまとめ役を任されることが多いでしょう。
チャレンジ精神と逆境に強いタフさも兼ね備えているため、経営者や独立・起業などの道も非常に向いています。
いずれにせよ、人の下につくよりも、人を率いるポジションについた方が伸び伸びと能力を発揮できるでしょう。
一方で感受性が強く、高いセンスを持つのが「庚申」の人。
鋼の属性を持つため、宝石商やジュエリーデザイナーなど貴金属に関わるクリエイター職にも適性があります。

「庚申」の人の金運は?
「庚申」の人は、年を重ねるにつれ金運が上昇する傾向があります。
刀など鉱物を象徴する「庚」と、五行の金を象徴する「申」を持つ「庚申」の人は、生まれながらに非常に強い金運に恵まれています。
知性、行動力ともに優れており、自ら大金を稼げる力を持つ人です。
ただ、お金そのものよりも「自分がしたいこと」や「理想」にこだわるため、それを手に入れるためなら多少の損や苦労を買うことも。
目指すものが大きいため達成までには時間がかかりますが、やがて大きな富を手に入れられる人です。
継続することで運を掴むタイプなので、焦らずコツコツと続けていくことが財を得る近道となるでしょう。

「庚申」の人との相性の良い六十干支は?
| 庚申 × 乙巳(きのとみ) |
| 庚申 × 甲子(きのえね) |
| 庚申 × 辛酉(かのととり) |
\四柱推命であの人との相性は?/
「庚申」と「乙巳(きのとみ)」の相性は?
「庚申」と「乙巳」はシンクロニティを感じる組み合わせです。
天地徳合と呼ばれる最高の相性で、この上なくテンポが合っていることを感じられる相手。
どちらも決断力があり、サクサクと物事を進めていくタイプのため、大きなプロジェクトもトントン拍子に進めていけるでしょう。
また聡明だけれども意外に数字に弱い「庚申」を、計算が得意な「乙巳」が補うなど、心強いフォロー関係も築けそうです。
「庚申」と「甲子(きのえね)」の相性は?
「庚申」と「甲子」は背中を預けられるほど深い信頼関係を築ける組み合わせです。
「庚申」も「甲子」もどちらも瞬発力・持久力ともに優れ、精力的に物事を進めていくタイプ。
また、どちらも目標のためならどんな苦労や困難にも立ち向かっていく力強いタイプのため、これ以上ないほど頼りがいのあるパートナーとなれるでしょう。
「庚申」と「辛酉(かのととり)」の相性は?
「庚申」と「辛酉」は共に一流を目指せる組み合わせです。
「庚申」と「辛酉」はどちらも完璧を目指す、並々ならぬ高い向上心の持ち主。
どちらも聡明で要領がいいため、高いレベルにいながら一緒に上を目指せるような高尚なパートナーとなれるでしょう。
また、実は感受性が強く、人知れず傷つくことが多いのも共通項。
人に言えない痛みを分かち合えるのも、この組み合わせです。
「庚申」の人との相性のあまり良くない六十干支は?
| 庚申 × 庚寅(かのえとら) |
| 庚申 × 丁巳(ひのとみ) |
| 庚申 × 丙午(ひのえうま) |
\四柱推命で占うあの人との相性/
「庚申」と「庚寅(かのえとら)」の相性は?
「庚申」と「庚寅」はプライベートでは距離感をつかむのが少し難しい組み合わせです。
「庚申」と「庚寅」は、どちらも同じ「庚」を持つため、大きな夢を掲げたり、理想に向かって努力する姿勢には多くの共通点があります。
ただ、「庚申」は地道に積み重ねて前に進むタイプであるのに対して、「庚寅」は発想が自由で伸びやかなので、「庚申」から見ると少し心配になる場面もあるでしょう。
そのため、プライベートでは意見がぶつかりやすい面がありますが、互いの違いを理解できれば程よい刺激を与え合える関係です。
「庚申」と「丁巳(ひのとみ)」の相性は?
「庚申」と「丁巳」はやや意思の通りにくさを感じやすい組み合わせです。
「庚申」と「丁巳」はどちらも内に強い情熱を秘め、まっすぐに目標へ向かう芯の強さを持っています。
最初はお互いの穏やかさに惹かれ、自然と距離が縮まりやすいものの、「庚申」は弱音を見せず、「丁巳」は本音を胸にしまいがちなため、相手の考えがつかみにくい場面が生まれやすいでしょう。
その分、心の内を少しずつ開示していければ、安心して関係を育てられる組み合わせです。
「庚申」と「丙午(ひのえうま)」の相性は?
「庚申」と「丙午」は関係の流れによってはペースが揺さぶられやすい組み合わせです。
「庚」は五行の金、「丙」は五行の火で、どちらも情熱を持って物事に向かうタイプのため、同じ方向を目指す時には心強いパートナーになります。
一方で、火が金を柔らかくするように、「丙午」の熱量が強い場面では「庚申」がリズムをつかみにくく、少し疲れてしまうこともあるでしょう。
ただ、「庚申」が自分のペースを大切にし、「丙午」がその歩幅を尊重できれば、互いの力を自然に活かせる関係へと整っていきます。
「庚申」が命式にある著名人
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高橋 真麻 田中 将大 妻夫木 聡 夏目 漱石 萬田 久子 吉田 美和 |
【まとめ】「庚申」の人は、こんな人!
・秋の始まりに轟く稲妻のように苛烈で、強い意志をもって自分の道を切り拓くチャレンジャー
・いつも前向きで明るく、さまざまなものに興味を示し飛び込んでいく
・堅実に物事を進めていく努力家な一面を併せ持つ
・聡明で頭の回転が早いので臨機応変に対処できる
・粘り強く、逆境やピンチにこそ本領を発揮するタイプ
・一見クールに見えるが、熱い正義感の持ち主で人のために行動できる人
・恋愛においては情熱的なタイプで男女ともにモテる
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| 甲(きのえ) | 乙(きのと) | |
| 丙(ひのえ) | 丁(ひのと) | |
| 庚(かのえ) | 辛(かのと) | |
| 戊(つちのえ) | 己(つちのと) | |
| 壬(みずのえ) | 癸(みずのと) |






