目次
己丑（つちのとうし）とは？
己丑は、「物事に正面から向き合ってコツコツと取り組む」という意味があります。
「己」は「田園の土」などの湿った土を表す十干で、性質の意味としては、足を取られやすい水気のある土のなかを進む様子から「粘り強さ」を表します。
対して「丑」は「動物の牛」や「冬の終わり」を表します。
よって、両方の性質を組み合わせた「己丑」は、冬の終わりの田畑のようなイメージになり、厳しい寒さのなか、春に向けて少しずつ栄養を蓄えていく力強い様となります。
ゆっくりとまっすぐ前を進んでいく牛のように、自分のペースを守りながら、着実に目標を叶えていく人に多い干支です。
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「己丑」の人の性格や特徴は？
「己丑」の人は、しっとりとした優しさで周囲を包むように、温厚な人です。
どんな人にも分け隔てなく接し、あらゆる環境になじむことができます。
「己丑」の人がその場にいると安心感があり、多くの人に好かれる傾向があります。
あまり自己主張をしませんが、決して流されやすいわけではなく、自分の芯や考えをしっかり持っています。
そのため、「これ！」と決めたことは決して譲りません。
粘り強さもピカイチで、どんなに時間がかかっても、目標を達成するまで諦めずに突き進みます。
普段は物静かで周りに席を譲るような気配り上手ゆえに、そうした頑固な一面を見せたときは、ギャップで周囲の人を驚かせることもあるでしょう。
「己丑」の性格や特徴①【物静かで温厚】
「己丑」の人は、物静かで温厚な性格です。
生命を育む栄養をじっくりと周りに注ぐ冬の終わりの田畑ように、誰にでも優しく、気配りも完璧なため、周囲にとっては癒しの存在のはず。
来るもの拒まずといった態度で、どんなタイプの人とも上手にお付き合いができます。
そのため場に溶け込むのがうまく、いつも多くの人に囲まれているでしょう。
「己丑」の性格や特徴②【マイペースだが強い芯を持つ】
「己丑」の人は、のんびりと歩みを進める牛のように、マイペースな人が多い傾向があります。
俊敏性や瞬発力には欠けるものの、自分のなかに折れない芯があり、「これをする」と決めたことは必ず最後までやり遂げます。
イレギュラーな事態が発生しても動じずに冷静に対処するため、「己丑」の人をひっそりと頼りにしている人は多いでしょう。
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「己丑」の性格や特徴③【粘り強い努力家】
「己丑」の人は、ちょっとやそっとの困難には決して屈しない粘り強さがあります。
口数はそう多くはありませんが、不満や愚痴を言わずに、コツコツと努力を積み重ねていく力強さがあります。
仕事もきっちりと丁寧に仕上げる性分で、細かなミスや漏れも逃しません。
少々時間がかかるきらいはありますが、そのぶん仕事の完成度が高いのが特徴です。
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「己丑」の女性が持つ特徴は？
「己丑」の女性に見られる特徴は、おっとりした努力家です。
柔和な雰囲気で、まるで「己丑」の女性の周りだけ時間がゆっくり流れているような、不思議な魅力があります。
そんな温和な「己丑」の女性ですが、心の内には一度決めたことは必ずやり通す芯の強さを持っています。
根気のいる作業や、膨大な量の仕事も、必要とあらば黙々とこなすことができるため、頼りにされる場面が多いでしょう。
結構器用で能力も高いため、ついつい1人ですべてを抱え込んでこなしがちに。
周りに仕事を振る、助けを求めることを覚えれば、身軽になってより物事がスムーズに進みやすくなるでしょう。
「己丑」の男性が持つ特徴は？
「己丑」の男性に見られる特徴は、寡黙な不言実行タイプです。
物静かで落ち着きがあるため大人っぽいしっかり者のように見えますが、口数が少なく感情表現も乏しいため、「何を考えているのか分からない」ととっつきにくさを感じられることが多い「己丑」の男性。
人付き合いもそれほど積極的ではなく、1人でも苦ではないところがあります。
しかし根は物事に誠実に向き合う真面目な人で、与えられた仕事はきっちりこなします。
困っている人に手を差し伸べる優しさもあり、さりげないサポートで周囲を支えます。
また、自分のポリシーを持っており、人に流されることはありません。
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「己丑」の人の恋愛傾向は？
「己丑」の人は、恋愛も控えめなタイプで、自己主張をあまりしません。
好きな人ができても、自分の思いを隠しながら、その人の人となりや、脈あり・脈なしを慎重に見極めようとします。
感情を秘することが上手なので、知人以上に発展せず、片思いで終わる恋も少なくないでしょう。
一方で押しに弱いところがあり、積極的にアプローチされれば断れずにそのままお付き合いすることもあります。
特に「己丑」の女性は異性にモテやすく、気づけば周囲の人数人に告白されていた、なんてこともあるでしょう。
交際が始まれば、相手を深く愛し、24時間ずっと一緒にいたいと思うタイプ。
相手に尽くしたくなり、普段の物静かな印象とは裏腹に、とても情熱的になります。
「己丑」の人の結婚傾向は？
「己丑」の人は、男女で結婚時期に差が出る傾向があります。
「己丑」の女性は知らぬ間にモテていることが多いため、適齢期より早めに結婚する人が多いでしょう。
一方で「己丑」の男性は恋愛ものんびりマイペースなので、今期は遅くなりがちです。
ただ、相手と誠実に向き合う人なので、結婚をすれば誠意をもって家族に尽くします。
ただ、責任感を持って家族を率ろうとするあまり、亭主関白に見えることもあるので注意。
あと特徴的なのは、男女とも結婚後に相手をギャップで驚かせてしまうところがあります。
「己丑」の女性は理想的な家族に劣等感を抱いて落ち込みやすくなり、「己丑」の男性は火遊びに走る傾向があるので気をつけてください。
「己丑」の人の仕事運・適職は？
「己丑」の人は、細かい作業や膨大な量の仕事を黙々と片付けることが得意なので、事務職全般に大いに適性があります。
どんな小さな仕事でもおろそかにせず、根気強く丁寧に仕上げるので、上司や同僚から定評があります。
簿記や情報処理など、事務に使える資格を取得すればさらに重宝され、将来安泰でしょう。
また、口数は少ないですが、気配り上手なため、職場の人間関係も良好です。
事務処理能力の高さと細やかな気遣いを合わせれば、秘書やマネージャー、公務員、窓口業務などでも活躍できるでしょう。
また、色彩感覚に優れているので、画家などのアーティストにも適性があります。
「己丑」の人の金運は？
「己丑」の人は、コツコツと着実に財を築いていく、手堅い金運の持ち主です。
よく「土生金（どしょうきん）＝土が金を生む」と言われる通り、土には金運と深いかかわりがあります。
己は五行では「土」を表すため、「己丑」の人は栄養を蓄え生命を育む冬の田畑のように、自らお金を生み出す力があります。
真面目な性格で、勘定は細かく、金銭管理もしっかりしているので、節約や貯蓄も得意。
生涯を通して金運が安定し、よほどのアクシデントがない限り経済的に困窮することはないでしょう。
将来のために計画的に貯蓄したり手堅い投資をすることで、さらに財政運がアップします。
「己丑」の人との相性の良い六十干支は？
| 己丑 × 甲子（きのえね） |
| 己丑 × 己酉（つちのととり） |
| 己丑 × 丙子（ひのえね） |
＼四柱推命であの人との相性は？／
「己丑」と「甲子（きのえね）」の相性は？
「己丑」と「甲子」は、天地徳合と呼ばれる最高の相性の組み合わせです。
「己丑」と「甲子」はどちらも芯の強さがあり、周りに流されずに自分の道を貫くタイプ。
しかしちゃんと周りを見て柔軟に対応できる力があるので、強力なパートナーシップを汲むことができます。
お互い相手の実力や頼もしさを尊敬し、相思相愛の関係になれるでしょう。
「己丑」と「己酉（つちのととり）」の相性は？
「己丑」と「己酉」は、頼もしい戦友になれる組み合わせです。
「己丑」と「己酉」はどちらも実務能力の高さや根気強さ、また気配り上手さなど、共通点を多く持つ者同士。
そのため、お互い同じ目線と価値観を持って物事に取り組むことができます。
また、どちらも愛情深く世話焼きなところがあるので、支え合いながら力を合わせて進んでいくことができます。
「己丑」と「丙子（ひのえね）」の相性は？
「己丑」と「丙子」は、心地よいお付き合いができる組み合わせです。
物静かで後方からみんなを見守りさりげなくサポートする「己丑」と、落ち着きがあり人に優しく接する「丙子」はテンポがとてもよく合う者同士。
言葉を交わさずともしっくりくるものがあり、焦って喋らなくても心地よく過ごすことができるでしょう。
「己丑」の人との相性のあまり良くない六十干支は？
| 己丑 × 乙未（きのとひつじ） |
| 己丑 × 丙午（ひのえうま） |
| 己丑 × 辛未（かのとひつじ） |
＼四柱推命で占うあの人との相性／
「己丑」と「乙未（きのとひつじ）」の相性は？
「己丑」と「乙未」は、一緒にいるとしんどさを感じてしまう組み合わせです。
どちらもマイペースな気配り上手ですが、「己丑」は一度決めたことは必ずやり遂げる強い芯を持っているのに対し、「乙未」は流れに身を任せる流動的なところがあります。
物事への向き合い方が根本的に違うものの、どちらも面と向かって指摘できないので、モヤモヤを抱えたまま疲弊しやすいでしょう。
「己丑」と「丙午（ひのえうま）」の相性は？
「己丑」と「丙午」は、徐々に険悪になっていく組み合わせです。
「己丑」と「丙午」は出会った当初は意気投合し、運命のパートナーのように感じるでしょう。
しかし会うたびに「丙午」の奔放さが目立ってきて、和を重んじる「己丑」が嫌気を感じるようになります。
最後には最初の仲の良さが嘘のように険悪になる可能性があります。
「己丑」と「辛未（かのとひつじ）」の相性は？
「己丑」と「辛未」は、お互いの嫌なところが目につきやすい組み合わせです。
「辛未」は社交的ですが、現実主義者で人の気持ちよりも効率を重視するところがあります。
人の気持ちを重んじる「己丑」にとっては、「辛未」のそんな一面を冷たく感じるでしょう。
一方で「辛未」も「己丑」の自分の意見を主張しない奥手なところにイライラしてしまいやすいでしょう。
「己丑」が命式にある著名人
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反町 隆史 武 豊 深田 恭子 目黒 蓮 薬師丸 ひろ子 やなせ たかし |
【まとめ】「己丑」の人は、こんな人！
・自分のペースを守りながら、着実に目標を叶えていく人
・物静かで自己主張はあまりしないが、自分のポリシーを持っている
・細かいところにまで目を配れる、気遣い上手
・人付き合いには積極的ではないが、困っている人に手を差し伸べる優しさがある
・一度決めたことは何があっても最後までやり遂げる粘り強さがある
・恋愛には慎重で、相手の人となりや可能性をじっくり観察するタイプ
・恋人とは24時間ずっと一緒にいたいタイプで、相手に尽くしまくる
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| 甲（きのえ） | 乙（きのと） | |
| 丙（ひのえ） | 丁（ひのと） | |
| 庚（かのえ） | 辛（かのと） | |
| 戊（つちのえ） | 己（つちのと） | |
| 壬（みずのえ） | 癸（みずのと） |
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| 子年（ねずみ年） | 丑年（うし年） | |
| 寅年（とら年） | 卯年（うさぎ年） | |
| 辰年（たつ年） | 巳年（へび年） | |
| 午年（うま年） | 未年（ひつじ年） | |
| 申年(さる年) | 酉年（とり年） | |
| 戌年（いぬ年） | 亥年(いのしし年） |
